怒りは愛を超える、ついに公開!!「ハードコア」

コールオブ 俺、
バトルフィールド In the 俺

サマーレッスン and 俺

脳汁噴出!!ムカつく奴を殴れる映画!!




あれは2016年の頭だった。マジでヤバい映画があるという事で2人でYou Tubeで初めて観たのは。

「マジでヤバい」が口癖の奴は大抵、そうでもない奴が多い。
徹夜した、ウォッカをストレートで飲んだ、友達の友達が芸能人…

そういう、ただテメエのsnowで加工したツラを見せてえだけじゃねえか!!というヌルい「ヤバい」を目にするたびに「よし!殺そう!!」としか思えないわけだが、
あの時に観た「Hardcore Henry」の予告編は…半笑いのおっさんがブリーフに網タイツで出刃包丁を振り回しながら幼稚園の運動会に参加早い話が真剣にマジでヤバかった

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↑パンイチのキャラが出る映画にハズレはない!

昨年、日本での公開の見通しが全く立っていなかったので、我慢できずに輸入版ブルーレイを電光石火で購入!!
期待にそぐわぬ・・・いや、期待の遥か彼方であるホームラン級のハードコアっぷりに俺たちは完全にノックアウトされ、初めて観た日は放心状態で赤飯を炊いた。

第3回ビーパワーハードボイルド賞にて「全身の毛穴が開いたで賞」を勝手に授与したビーパワー一押しの作品「ハードコア」がいよいよ公開する。

主人公は改造人間ヘンリーが囚われた妻を取り戻すため、行く先々で人を殺すというもの。
かつて「キック・アス」にてヒットガールの銃撃戦シーンでPOV(主観ショット)に切り替わりFPSさながらになる演出はあったが、今回は全編POV!!

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主観で下着姿のヘイリーベネットに指を舐められる娼婦達のおっぱいに覆われるので「一人称最高!!」とズボンを下ろしたくなるところだが、ここはハードコア
飛び散る血飛沫脳みそも何でもかんでも画面いっぱいに迫ってくる!!

飛行機からの飛び降りバスの中での放火もおかまいなし!!

「視覚で味わう暴力」と言わんばかりのやり過ぎっぷり!!

改造人間になって世界をぶっ壊すというのは生まれてから一度は誰も思い描くもの
そんな、全人類の夢を叶えた映画だ。

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以前よりビーパワーハードボイルドでは「ガトリングガンをぶっ放す映画に外れはない」と提唱しているが、本作も御多分に漏れない。
ガトリングガンに限らずアサルトライフル、ハンドガン、ショットガン、手榴弾と様々な武器が我々に「殺しの博覧会」への片道切符を絶賛提供。

視覚だけでは追いつかない、全身の毛穴で受け止めざる終えなかった事をご理解頂けるだろうか。

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えー、とにかくいかにヤバい作品か理解できたものとして話を進めるが、 かって「ターミネーター2」「マトリックス」など映像面で映画を変えた作品はあったが、「ハードコア」は間違いなく、今後の映画史に強く影響を与えるだろう。
映像革命の名は伊達じゃない!
何せムカつく野郎を映画越しにぶん殴れるのだ!

ゴキゲンだ!!

と、ここまで映像面ばかり推して来たが、我々の心臓をえぐりとったのは、ストーリーと音楽だ。

さすがバンドマンのイリヤ・ナイシュラー監督(毎年必ず1回は「ロボコップ」を観るナイスガイ!!」だけあって音楽の使い方が憎い。
大量殺戮シーンで流れるのがQueenの”Dont stop me now”。

「having a good time ,having a good time」という歌詞をバックにナイフでメッタ刺しにしたりコンクリートで顔面を叩き潰すのだから最高に頭が悪い

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↑この後、大変なことになります。

また監督率いる「Fighting Elbows」(バンド名がこれまたローIQ,ハイエナジーなのが最高)による「ぶっ殺す」というサビが印象的な主題歌「For the kill」でボンクラ達の心を掴んだかと思いきや、その後に

時間があるからブラブラしてる

やるべきことがたくさんあるのに

いつだって時間が足りない
後悔はしたくない
時間を大切にしよう」

という歌詞のThe Slackers の”Have the time”を流すあたり、ネットばかり見ている我々へのメッセージとも受け取れる。

多分この監督に新橋あたりの居酒屋で始発まで「お前らもバカばかりしてないで頑張れよ!俺もバカだけど!!」と説教されてもきちんと聞ける気がする。

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そしてストーリー。

記憶を失った改造人間が戦いを通して取り戻していくアイデンティティという点で「ロボコップ」にかなり近いのだが、取り戻した記憶がこれまたハードである。

甘い思い出なんかなかった。。
あるのは絶望だけ。
普通なら、思わず死んでしまおうか・・・
と思ってしまう。

そんな時、記憶の断片から親父(ティム・ロス!!)がかって教えてくれた言葉を思い出す。

「倒れたまま口の中の血を飲み込むか、それとも

立ち上がって相手に血を流させるか

この潔いまでのパンクロック精神。 
そう、愛よりパンクですよ。

こと女絡みとなると男は弱くなりがちだ。

「美味しいパスタ作ったオマエ」
「目を閉じれば億千の星」
「初めて一途になれたよ」

・・・などと深夜のファミレス辺りでポエムを呟くものだ。

しかし、ビッチに対する模範解答をヘンリーは教えてくれる。

巷では映画に限らず、愛の素晴らしさを説く作品が山ほどあるが、愛のしっぺ返しを描く作品は少ない。

 

怒りは愛を越える。

そんな大切な事を思い出させてくれました。

映像革命、悪趣味全開の音楽センス、そしてパンクロック精神…
体を改造されて記憶もなく話す事もできない男が自身を証明するために行く先々で人を殺す姿に涙が止まらない。
「ハードコア」は夢を見ることもままならない我々ポンコツ達の「ラ・ラ・ランド」なのだ。

最後に監督が直々に熱唱する主題歌「For the kill」の歌詞を紹介します。

「人生は短いから忘れろと言われたが
俺には出来ない

絶望の底で独りぼっち
立ち上がれ自分を駆り立てろ
じっとしてられない
報復に燃えている

ぶっ殺してやる!」

 

ハードコアはいよいよ4月1日公開!!

 

100パーセント殺意、もう殺り切るしかないさ。

 

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最後に各メディアにて各界の著名人からのコメントに交じって何の間違いか我々ビーパワーハードボイルドのコメントも掲載されています。

映画監督やプロゲーマーなど豪華な面々の中で我々の職業は「ビーパワーハードボイルド」です。

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