1800円で泥酔できる立ち飲み屋「トランスフォーマー 最後の騎士王」 – Be Power Hard Boiled
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1800円で泥酔できる立ち飲み屋「トランスフォーマー 最後の騎士王」

記憶は曖昧だがとにかく楽しかった。
「映画」ではない!!1800円で泥酔できる立ち飲み屋」!!

2~3年に一度のペースで執り行われるお祭り・・・それは「トランスフォーマー」

毎回ラスト5分で瞬殺されるが、懲りずに復活するメガトロン率いるディセプティコン達とオプティマス・プライム率いるオートボット達が地球を舞台にストリートファイト。

空気読まずに、必ず市街地で戦うため、地球の危機は救うものの、毎回(おそらく)数百万単位で人類は死滅している。

荒廃した街は全力で見なかった事にして、夕日をバックに「私はオプティマス・プライム」というくだりからの自分語り及び強引な総括で終わる・・・・・・

おおかた毎回こんな感じだ。

「体を張って何とかする」リーダーのオプティマス・プライム
何年経っても声帯を修理しないので「ビジネス無口」疑惑のバンブルビー
もはやいかにやられるかが芸になっている「ハリウッドのバイキンマン」ことメガトロンを筆頭に、

 「弾も策も尽きた」という名言から個人的に最も好きなハウンド、
「チョウ・ユンファロボ」クロス・ヘアーズ、
ケンちゃんが声を担当しているのに、いろいろあってニュースに取り上げられない暴れん坊侍、ドリフト
「ハリウッドのスネ夫」スタースクリーム
などクセの強い奴らが出てきては時折、何の躊躇もなく戦死を遂げてきた。

マイケル・ベイの中でも最高レベルの予算を投資して「私はオプティマス・プライム。いろいろ大変だけど頑張ろう」 で終わるくだりが4連発で続き、もはや好き嫌いを通り越した存在になっている「トランスフォーマー」

今回の「最後の騎士王」は「シリーズでワースト」と言われるほど評価が低いらしい。
ふざけるな!!最高じゃないか!!

俺はいてもたってもいられなくなり、職場にいた後輩に「俺もエッチな事を考えると股間が変形する。同じトランスフォーマーとしてオプティマスの活躍を見に行ってくるからおまえもどう?」と聞いてみた

後輩は「早く転職しよう」という決意に満ちた表情で「お疲れ様です。全然興味ないからいいです。」と返事した。

というわけで公開初日に「トランスフォーマー 最後の騎士王」を観に行ってきました。

今回のあらすじ
毎回の地球(しかも市街地)でのストリートファイトからトランスフォーマーと人類との関係性は最悪、度重なる喧嘩により世界は荒廃していた。

ディセプティコンのとばっちりでオートボット達も悪者扱い。
マーク・ウォールバーグと一緒に慎ましく暮らしていたが、またややこしい事になった!!

以上!!

鑑賞後、映画館では「1~4までは本当におもしろかったんだって!!ほんまやって!!」と必死で彼女に謝り続ける彼氏がいた。気持ちはわかる・・・・謝ったらこっちの負けだぞ!!

確かに「最後の騎士王」は映画というカテゴリーでは厳しいものがあるだろう。

おそらく製作中一度もマイケル・ベイはシラフになっていない。

前作までは「整合性があった」と言えるほどの大暴投。
激しい戦闘がはじまったかと思いきや、突然のM-1グランプリ、世界ふしぎ発見、テラスハウス、
忍たま乱太郎、やがてディスカバリーチャンネル・・・・

「あなたは誰?」「えっ、もう死んだ?」「あのくだりは?」何て質問を一切受け付ける事無く進み続けるストーリー

おそらく通常の人類では整理しきれない進行・・・・話がブツ切りでどころではない、違う映画になりましたと言わんばかりに切り替わる。

そのせいなのか・・・実際、2時間40分の長さなのだが、スタッフロールが流れる時には朝の5時なんじゃないかと錯覚した。

つまらない・・・という言葉で片付けるのはもったいない。というかおかしい

それはこの作品を「映画」だと思って観ているからではないのか?

見どころだってたくさんある。

・前作の最後でカッコつけて宇宙に飛び立った割に何もしていなかったオプティマス

・むしろ迷惑をかける事になったオプティマス

・ひたすら平謝りのオプティマス

・突然その場を仕切りだすオプティマス

・フライング気味に「私はオプティマス・プライム」といつもの総括を始めるオプティマス

他にも唐突に殴り、車に乗るとキャラが変わり、突然ピアノ演奏、魚を撲殺する情緒不安定過ぎるロボ執事

結局今回も「バイキンマン」ポジションだったメガトロンなど忘れられない名シーンというか力づくで大脳皮質に叩きこんでくるようなシーンがたくさんある。

「映画」を観るために映画館に行くという考えだといけない。

「映画」を観る予定が立ち飲み屋に行った。

そしたら学生時代の友達にあった。偶然集まる昔の仲間。

ビールからハイボール、そして日本酒へ。

誰かがケンカしている、

語りはじめる仕事論、将来の目標、全員泣いてる・・・・

翌朝、全ての記憶が断片的。

とりあえず財布は落としていない。

友達からラインで「昨日はありがとう」と入っている。

よくわからんが良しとしよう!!

1800円でほろ酔いならぬ泥酔、「トランスフォーマー最後の騎士王」はあなたの夢を叶えてくれる。