遡ること3週間前、9月24日にジェイソン・ステイサム史上最もカロリーの高い
「メカニック:ワールドミッション」が公開されました。
話によると劇場数にしては大成功とのことで本当に嬉しいです。
実際、本当によく出来た作品なので将来は「スカーフェイス」や「ファイトクラブ」のように後年評価される作品になる気がします。
この作品、我々ビー・パワー・ハードボイルドとしては非常に思い入れのある作品です。
何故なら初めて映画の宣伝のオファーを頂いた作品だからです!!
というワケで今回は我々のメカニック的仕事ぶりをまとめてみました。
称えろ!!
【取り組み】
1.公式アカウントを乗っ取り
映画関係者で運営されているジェイソン・ステイサム公式アカウントを乗っ取りました。
そしたらtogetter公式にも取り上げて頂きました。
日頃はしないフォロワーの方からの悩み相談の受付を実施したところ フォロワー数も1400から2800くらいに増えたのだった。
どうかしている!!
ただし、 リアルな悩み相談は俺たちなんかにすんじゃねえ!
というのが俺たちの本音です。
プロモーションと併せてツイートする内容も事前に打ち合わせしたうえで取り組みましたが、
何度か「配給会社とも相談しましたがご提案頂いた〇〇や〇〇をおちょくる事は公式で発信するのは ちょっと・・・。」とマジにお詫びされて申し訳ない気持ちになりました。
2.仕事をサボって試写会へ行く。
「ステイサムと仕事どっちを取る?」という選択に「ステイサムだろ!!」と二秒で決断した俺たちは仕事適当に切り上げて試写会に向かったのだった。
・・・って、今考えると取り組みでも何でもない!!
3.ブログ記事
以下の3つの記事を書きました。
■ステイサムが1人で挑む、殺しの超人オリンピック!【メカニック・ワールドミッション】
※若干ネタバレあり
■超無責任記事 監督デニス・ガンゼルが語る「メカニック ワールドミッション」(捏造)
■現代社会を生き残るヒントはプロフェッショナルから学べ!!メカニックの一日!
おかげ様でビー・パワー・ハードボイルドとしては幸せな経験が出来ました。
二人で「いつか映画の宣伝に携わることがしたい」と話していただけに一つ夢が叶いました。
本当にありがとうございました。またご依頼ください。
ビー・パワー・ハードボイルドへのリスクしかないご依頼はこちらまで
【デッドプー太郎コメント】
あれは8月の某日でした。いつものように仕事をしているとメールが届きました。
「ビー・パワー・ハードボイルド様
突然のご連絡失礼致します。
映画のプロモーションを担当している〇〇の〇〇と申します
ただいま宣伝しております「メカニック:ワールドミッション」(9/24公開)での
プロモーション活動に関しまして、今回ぜひお力添えいただきたく連絡させていただきました」
なんてバカな宛名だ・・・って俺たちか!?
こんなバカなコンビ名は二つもないはず!!
正直、昔バンド活動をしていたころから甘い話はあった。
「CDデビューさせる」「サマソニに出演できる」
大抵自分たちが大金を払わなければならない内容でした。
世の中を基本的に信用していない俺は”DIE”sukeさんに「バカから新手の迷惑メールが来ました。」と添えて転送しました。
10分後、”DIE”sukeさんから「デップーさん!!これマジっぽいですよ!!」と返信が入る。
俺もメールに記載している会社名を調べてホームページを確認したところ、我々が大好きな
映画ばかり宣伝しているガチのプロモーション会社でした!!
その後の私の切り替えは早かったです。
「一刻も早く電話しよう!!そして全力で媚を売ろう!!」
それから試写会の案内を頂き、”DIE”sukeさんが一足先に試写会に参加しました。
俺はその頃飼っていたインコの三郎が突然死んで、ペットロスに苦しんでいましたが、”DIE”sukeさんから 「傷ついた人ほど、優しくなれるんですよ」と電話を貰いました。
泣きそうになったが、よくよく聞いたら本編でのミシェル・ヨーのセリフでした。
そして8月末日、普段は関西にいる俺も東京に行く用事があり、初の打ち合わせがありました。
ここで大きな問題が!!
「お世話になっております。ビー・パワー・ハードボイルドのデッドプー太郎です。〇時から〇〇様とお時間頂いております」 と話すのは死ぬほど恥ずかしかったです。
SNSを見ているとバカみたいな名前のアカウントがたくさんありますが、こういう日が来た時のためにきちんとした名前にすべきだと強くアドバイスします。
映画宣伝会社の方との打ち合わせでしたが、想像していた以上に本格的でした。
シークレットな内容ばかりで、バカな俺たちでもSNSでポロっと話してはいけないことはわかりました。
これは夢だったガチの映画のプロモーションだ!!結果、すっかり舞い上がってしまった俺たちは打ち合わせでやらかしました。
「今後もいろいろお願いしたいのですが、お二人で出来る事とかチャレンジしてみたいことはありますか?」 という質問に
「そうですねーレッドカーペットを歩くか、来日したスターへのインタビューですかね!!」
と調子に乗った結果、宣伝会社の方々全員がボーダーラインのベニチオ・デル・トロのような目になったのがはっきりとわかりました。
その日の晩、「今日はありがとうございました。今日話していたインタビューですが、英語はさっぱりできません。 30超えていながらついつい背伸びしちゃいました。申し訳ございませんでした。」とメールを送ったのは情けなかったです。
こんな感じで我々らしいグダグダのスタートでしたが、夢だった映画のプロモーションに携わることが出来て本当に感謝いたします。
おまけに公開前の作品の情報やグッズ、いろいろな映画の試写のご案内を頂き、幸せでした。
考察や批評が多いネットで我々だけバカな記事を書き続けておりましたが、
バカを続けていると、いいことがあるものですね。
【DIEsukeコメント】
今回、まさかの公式からプロモーションの仕事を依頼されたわけですが、今考えても
「どうかしてるよ!」
と思わざるおえん!
半信半疑だったが、まさかのマジな話に「怒られるかもしれん…」と状況によっては小指を落とす気分で事務所に2人して挨拶をしに行ったが、まさかの快い対応なのだった。
出されたお茶に毒が入っている訳でもなかった。
まあしかし海の物とも山の物とも分からんバカ2人にプロモーションをお願いするとは、なかなか決断できるもんではありませんよ。
そのリスクしかないような決断をした公式の暴挙…というか男気に俺たちも答えるしかあるまい!と心中覚悟で手伝わせて頂きました。
俺の場合は、えーと主に仕事サボったり。
何もしてねーじゃねえか!
果たしてプロモーションが成功したのかどうか…それは俺達にも分からない。
だが、試写会で二回見たにも関わらず、劇場公開してから、俺は興行収入に1800円を乗せたのだった。
「シンゴジラ」や「君の名は。」を三回見る気にはなれないが、「メカニック:ワールドミッション」は三回見ても肩で風を切りながら劇場を出る楽しさがある。
思えば生涯、劇場で三回も同じ映画を観たのは「メカニック:ワールドミッション」だけだ。
たとえ二回はタダだとしてもだ!
IMAXでは上映されない作品かも知れんが、俺は『心のIMAX』を大事にしようと思いましたよ!!