「オモ写」ホットケノービさん熱血レクチャー、フィギュア撮影テクニック!!
世界中から愛されている写真は目からウロコなお金のかからない機材とアイデアで生まれていた。
ビーパワーハードボイルドの数少ない友達であり、保護者であるホットケノービさんの最近の活躍がすごい。
撮影した写真がロバート・ダウニーJrにフェイスブックでシェアされた。
それも一回で終わらず、何度もシェアされ続けている。
あきらかにロバート・ダウニーJrが定期的にチェックしているのがわかる頻度だ。
その後も世界中の記事で紹介されるどころか、ついにスタン・リーにまで絶賛のコメント付きで紹介されていた。
身近な人が日本を超えてハリウッドに注目されている。
我々ビーパワーハードボイルドはホットケノービさんの活躍を心の底からひがんでいた。
ある日のビーパワーハードボイルドの会話。
「最近ケノービさんがすごいけど、絶対マーベルに金積んでますよね。」
「汚い奴だわ。身も心も汚らわしい。」
「やっぱムカつきますね。あいつの写真がいいんじゃなくて、アメコミキャラの写真だからウケてるのに!!」
「もうホットケノービを滅ぼすしかない‼︎」
「俺たちの方が良いオモ写を撮ればダウニーやスタン・リーも目がさめるだろう!!」
「フェイスブックでシェアされるどころか、俺たち自身がアベンジャーズの新キャラになるかもしれない!!」
「それは良い!!マーベルレジェンドでビーパワーハードボイルドパックとか出たら興奮するだろうな!!」
ひがみから果てしない夢へと変わった我々は「打倒ホットケノービ」というケノービさんからしたら迷惑でしかない計画を練り始めたのだった。
そして5月1日、ケノービさんがデッドプー太郎の新居に遊びに来た時、ついに決闘が行われた。
デッドプー太郎「今日、あんたを潰す。あんたの時代は終わり、そして俺達がハリウッドに認められる」
ホットケノービさん「最近嫌な事でもあるんですか?」
デッドプー太郎「本当のオモ写を見せてやる!!」
ホットケノービさん「奥さんとうまくいってないのなら相談乗りますよ」
と会話が噛み合わないまま、決戦の地、石屋川に向かった。
石屋川…「火垂るの墓」にも登場した川。デッドプー太郎宅から歩いて5分のところに位置しサラサラした砂、階段で降りることができる川、おまけに少し歩けば海とという抜群のオモ写スポットである。
神戸大空襲から72年。画像右の御影公会堂も健在だ!!
デッドプー太郎「今日はアメコミキャラは使用禁止です。これで写真撮影しましょう」と
フィギュアーツのキン肉マンシリーズを渡す。
確かにアイアンマンやスパイダーマンの使い方はケノービさんは上手い。
でもキン肉マンやラーメンマンへの愛はこっちの方が圧倒的に上だ‼︎。
ケノービさんはニコニコと「いいでしょう、最高にカッコいいラーメンマンを撮りますよ!!」と美味しんぼの山岡のような返事を返した。
ロケ地はデッドプー太郎の家の近所、コンテンツはキン肉マン、圧倒的にビーパワーハードボイルドが有利な状況になった。
あらかじめ練っていた構図をバリバリ撮影していく。
どうだケノービ?これがオモ写だ‼︎
ケノービさんはというと太陽の角度を気にしながらベンチにカメラをセットしている。
しばらくして 「試しに一枚撮ってみた。」ということで見せてもらうと・・・。
ラーメンマンに後光がさしていた。
こんなカッコいいラーメンマンは見たことがない。まさに闘将、拉麺男だ・・・。
こんなにすごい写真が撮れるはずがない。絶対カメラに細工している‼︎
ボディとレンズを合わせて50万円以上するような、高価で高性能なカメラを使っているはずだ‼︎
とカメラをよくみたら2年前から全く変わっていないキャノンの一眼レフだった。
高性能どころか、デッドプー太郎が使っているのより型が一つ古い!!
「すんまへん、ケノービさん・・・。わての負けや・・・」
完全敗北を認め、これまでの非礼をお詫びした。
そしてケノービさんに撮影技術を教えて頂くことになった。
ホットケノービさん直伝オモ写テクニック
※これらは全てケノービさんの承諾の上で掲載しています。
ケノービさんの写真の中でも躍動感溢れる砂を使った撮影テクニック。
今回はこちらを教えてもらった。
【カメラの初期設定】
まずカメラのISOをあげた上で連写モードにする。(今回は800だった。)
こうすることで、高速連写が可能となり隔で連写が可能で撮影した何枚かはいい感じになるということだ。
【砂の使い方】
パターン1.嵐が起こっているような演出
軽くする分はエアダスターで良いが、激しくする時は真横から砂をフィギュアにかけるように蹴り上げる。
こうすることでこのような写真が撮れる。
撮影:ホットケノービさん
2.後ろで爆発しているような演出
日米問わず後ろでの爆発はヒーローの必須科目だ。
そんな写真を撮りたい場合は砂を握りしめてフィギュアの後ろで叩きつける。
ケノービさんに教わりながら撮影したのがこちら
撮影:デッドプー太郎
いずれも当日の天気や砂のコンディションによって変わるので注意が必要。当日は思いっきり晴れており、砂もサラサラだったので最高だった。
また、カメラを地面にベタつけするので、ケノービさんの場合、ビニールシートを下に敷き、微妙な高さの調整はレンズの下にいらなくなったクレジットカード等で調整していた。
【後処理】
写真撮影をしたらすぐにレンズとフィギュアをエアダスターで掃除する。
そのまま水洗いすると痛むので、ある程度砂を取り払ってから公園の水道で洗う。
ちなみにケノービさんにポージングについて聞いてみるとアメコミを参考にしているとのこと。日本の漫画に比べて、アメコミは1コマ1コマのインパクトを重視しており、ポーズがおおげさなので定期的にカッコいいコマはチェックしているとの事。
今回ケノービさんに撮影テクニックを教えて頂いて目からウロコだったのが、高価な機材は使わず、アイデアを駆使して撮影をしているところだった。
カメラは一眼レフの中では入門用と言ってもよいシリーズを使われているし、撮影機材は身近な物で代用、それよりも当日の天気やロケーションで出来ることを考えて工夫していた。
「例えば、高価な一眼レフでホットトイズを接写すれば誰でもそれなりにいい写真は撮れます。でもそれだけじゃおもしろくないでしょ?」
そう語るケノービさんのフィギュアはよく見るとパーツが欠けていたり、塗装が剥げていたりしていた。でもどのフィギュアも心なしか嬉しそうだった。
お金ではなく身近な物や天気を駆使してみんなを感動させる写真を撮る。このアイデアを大切にしている姿勢には心を揺さぶられた。
「そしたらデップーさん、ちょっと手伝ってください。」というわけで新作のお手伝いをすることになった。
「デップーさん砂かき集めて‼︎」
「デップーさん合図したら砂かけて‼︎今‼︎」
「もっと砂をお願い‼︎」
この時撮った写真。
下校中の小学生達の視線を感じながら、公園で大人2人がフィギュアに向けて砂を投げ続けている光景は社会的にはアウトだったように思う。
その夜、居酒屋でオフ会だった。わざわざお店も予約してくださったケノービさん。決して偉そうにされず、年下の我々にも謙虚な姿勢といい人生の先輩としても学ばせてもらうことばかりだ。
最後にお酒も進み、ほろ酔いのケノービさんが発したオモ写に関する深い一言を掲載したい。
「砂が…俺に語りかけるんですよ。」
その場にいた誰もが何も聞こえなかったかのように無言でおでんを食べたのだった。
前回のホットケノービさん特集記事
【使用アイテム】
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1
ホットケノービさんもデッドプー太郎もこのレンズを使用しています。
【使用フィギュア】