デッドプー太郎です。
YouTubeで公開しました「激突!キン肉マン VS MCU」
ビーパワーハードボイルド10年の歴史の中で一番手が込んで、一番ひどいこの動画について裏話を書いていきたいと思います。
・第72回(ブレイド)収録後に先日発表したグッズの打ち合わせをしました。
その際、特に次回の企画の話をするわけでなく
「この年になっておもちゃで本気で遊んだらおもしろいんじゃないか」という雑談からはじまりました。
「子供の頃はおもちゃでよく遊んだけど、大人になった今、それをしたらいよいよ人として終わるんじゃないか」と不安になりながらも
「スタン・リーをマーベルの神として登場させたい。」
「マッスルブラザーズとスパイダーバースを対決させたい。」
「ウォーズマンとウルヴァリンのかぎ爪対決がしたいな。」
と妄想は膨らむばかりで、いつのまにか実行の方向で話が進んでしまいました。
・撮影当日は王将で腹ごしらえをした後、私の自宅で行われました。
・冒頭の藤波辰爾と長州力は”DIE”sukeさんの持ち物です。
・オーディエンス役のキンケシ達は私の家のキンケシコレクションの中から割と厳密に選出しました。
・ロビンマスク対アイアンマン戦は洗面所に水を張って、そこに大量に入浴剤を入れる事で不忍池ウォーターデスマッチを再現しました。
良い感じになりましたが、問題点があり一日中入浴剤の匂いが充満しました。
・特にアイアンマンには入浴剤の匂いがひどくこびりつき、1日経っても匂いは取れていません。いくら良い匂いでもきついと不快になります。
このアイアンマンプレミアついてるのに・・・もし売ることがあれば商品の注意書きに「入浴剤の匂いがします。」と書かなければなりません。
・ウォーズマンとウルヴァリンはそれぞれのフィギュアに顔パーツが複数ついているのでシーンごとに表情が変わります。
・スタン・リーの設定、必殺技はかなり時間をかけて決めていきました。
今思えばあの時間は一体何だったんでしょうか。「完凄」ってなんやねん。
【超人紹介】
キン肉マン:言わずと知れたキン肉星の王。原作同様「へのつっぱりはいらんですよ」「大和魂が守ってくれるさ」と理論よりとにかく気合で戦う。
テリーマン:テキサスの荒馬。キャプテン・アメリカにファイティング・スピリットを称えられて盾を貰い、劇中大切そうに持ち続ける。
ラーメンマン:登場時間に尺を取り過ぎる男。ラーメンマンを一生懸命回すおっさんとそれを撮るおっさん。
はたから見れば地獄絵図だったと思います。
ロビンマスク:私の一番好きな超人。できれば勝って欲しかったが、やっぱり水中戦は苦手だったみたいです。
試合後、入浴剤の匂いを周囲に放つことになる。
ウォーズマン:身体能力は高いにも関わらず、稼働時間30分という弱点はなかなか克服できないファイティング・コンピューター。
今回もウォーズマン理論で戦い、最終的にMCUとの友情をインストール。
キン肉マングレート:キン肉マンのタッグパートナー。
原作ではプリンス・カメハメ、テリーマン、カオス・アヴェニール、ケビンマスクと名だたる超人がグレートマスクを被ったが、本作においては中身は誰だったのか決めきれていない内に試合が終了する。
キン肉マンスーパーフェニックス:原作では最強クラスの実力を持つが、神との付き合いが深いという理由で「マーベルの神」スタン・リーと戦わさせられるハメになる。
ミート君:ご存知キン肉マンのセコンド。
新作のアニメでの声優は「すみぺ」こと超人気の上坂すみれ。本作で声を当てているのはおっさん。
アデランスの中野さん:中野さんは不滅です。
長足ゴン:オーディエンスの中にいた奴。原作にも登場しているぞ!!
ヘルミッショネルズ:ずっとオーディエンスの中にいて正体を現すのを待っていたが、ビーパワーの二人が撮影に熱中するあまり存在をど忘れ。最後まで正体は不明。
キャプテンアメリカ:MCU超人として日本に乱入。笑い声は「ケーケケケケケ」。卑劣なファイトスタイルだったが、原作あるあるの「キャラ設定が頻繁に変わる」が発動。最後はお馴染みの正義感溢れる男になる。
アイアンマン:二人ともキン肉マンが好きなので自然とMCU側がヒールという位置づけになるのだが、いくらなんでもアイアンマンのキャラは崩壊し過ぎていた。言動がアシュラマンやん!!
ファイトスタイルは「お金くれくれ戦法」「リボ払い地獄」
こんなことになった原因は”DIE”sukeさんです。
・ブラック・パンサー:ラーメンマンの登場に力を入れ過ぎた結果、瞬殺されることになった不憫な人。
これには怒る人がいてもおかしくありません。
なお、ブラックパンサー自身はお父さんの死は比較的乗り越えているにも関わらず、ラーメンマンに「オヤジのことはわすれろ。そうすればおまえは強くなる!」と言われてしまう。
・ウルヴァリン:MCUの中でも株が急上昇している人。
かぎ爪が武器という安易な理由で「ウォーズマンの相手はウルヴァリンしかいない」ということで登場。
ウルヴァリンのフィギュアを持っていなかったのでこの収録のためだけに大急ぎでマーベルレジェンドを購入。
3500円だと思っていたのに4800円もした。
・スパイダーマン(ピーター・パーカー):極悪非道な守銭奴キャラになってしまったアイアンマンでしたが、スパイダーマンもなかなかひどく、古谷徹や塩沢兼人風の声のサイコパスになってしまう。
これまでもこれからも「血ならたらふく吸わせてやる」と物騒なセリフを言うスパイダーマンは出てこないと思う。
こんなことになった原因は”DIE”sukeさんです。
・スパイダーマン(マイルズ・モラレス):ピーターのタッグパートナーだが、掟破りの必殺技「スパイダーバース」発動の結果、影が薄くなってしまう。
・スタン・リー:パーフェクト・オリジンの1人で「完凄(かんすご)」ことジ・マーベル。
劇中最強の実力を持ち、必殺技は「完技・エクセルシオール」。
ザ・ワンと折り合いが悪く、MCUを作り上げる。
これは怒られても仕方ないと思う。今回でMCUファンをかなり敵に回した気がする。
なお、ゴーストライダーが出てきて「キン骨マン裏切ったのか!?」「キン骨マンじゃねぇ!!」というくだりを予定していましたが
すっかり忘れており、この記事を書きながら思い出しました。
撮影を通して、二人とも突然素に戻る瞬間があり、乾いた笑いやため息が出ました。
目が沈んでいる”DIE”sukeさんを見て「あっ、こいつ今「何やってんだろ、俺」って思っているな。」と勘づくことがありましたが、大人なので言いませんでした。”DIE”sukeさんも私に対して同じことを思っていたと思います。
二人とも来年で40歳という現実だけが強くのしかかってきました。
最後にビーパワー10周年グッズを購入頂いた皆さん本当にありがとうございました。
10周年公式ストア
ビーパワーDIEsuke ( DIEsuke )のオリジナルグッズ・アイテム通販 ∞ SUZURI(スズリ)
正直、ネタでページを立ち上げて「一つも売れませんでした!!完!!」という流れまで考えていたのですが
結果、めちゃくちゃ売れました。
今回の撮影中、売り上げ総額を見て二人で怖くなっていました。映画館に着ていくのは恥ずかしいので止めた方がいいと思います。