お久しぶりの更新です。2025年はまだ記事が4つ。
かなり活動が停滞してるけど、今は更新するエネルギーがあまりないです。
とはいえこのままで終わるつもりはないので、たまにこちらのサイトも覗いてくれると嬉しいな。(毎年サーバー代とドメイン代を払ってるし。)
いよいよ近づいてきましたね。オアシスの来日公演が!!
日本でも尋常じゃなく盛り上がっており、東京ドームで2公演と規模は大きいのにチケットは争奪戦。海外アーティストでここまでチケットが取れないのはなかなかない。
昨年のチケット先行抽選は落選。
その後の一般販売も一度もチケット購入画面に繋がらないまま終了。
あまり期待せず7月の追加販売の抽選に申し込んだところ・・・
なんと当選していた。
しかもVIP席で。
当選するとは思っていなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったが、同時に重要な事実に気づいた。
「オアシスそこまで詳しくないなぁ・・・」
これまでVIPやゴールドチケットで観たモトリークルーや、キッス、ガンズアンドローゼズは
全アルバムのCDやレコードを持っているのはもちろん、一瞬でどの曲かわかるくらい体に染み込んでいるし、雑誌やメンバーの自伝なども書籍も読み込んでいる。
オアシスについては・・・代表曲は知っている。
カラオケに行くと誰かが必ず「Don’t Look Back in Anger」を歌っているなぁというレベル。
1st,2ndは所有しているし(おそらく嫁が結婚した時に持ってきたもの)
知り合いがカラオケで気持ちよさそうに「ソォォォォ、サリキャンウェー」
と歌っているのを聞いて「いい曲だなー」と思ってはいたが、これまでオアシスにドはまりした時期はない。
せっかくライブのチケットを手に入れたんだし、オアシスにこの2か月ほど向き合っていました。
第1章:これまでの俺とオアシス
1.俺とオアシスとの出会い
中学2年の終わり頃.。4thアルバム「Standing On The Shoulder Of Giants」が発表されて当時の音楽雑誌で話題になっていた。
「ビートルズはいないが、俺達の時代にはオアシスがいる!!」
「全世界待望の新作」
と雑誌で書き立てられていたが、皆さんもご存知の通りこの4枚目はオアシスの歴史の中でもかなり厳しい内容。
今回聴き直してみたが、やっぱりこの4枚目は他のアルバムと比べても曲が地味というか、メロディが弱く感じた。
当時の正直な感想は
「世間が言う程良くない。これならビートルズのまだ聴いていないアルバムを聴いた方がいい」だった。
2.俺はオアシスに向いていない
上記の通り、オアシスと出会ったのがバンドの歴史でも微妙な時期だった。
また俺がロックに興味を持ちだして間もない時に出会ったのもタイミングが悪かったようじ感じる。
ビートルズでロックにハマり、MR.BIGでエレキギターに興味を持ち、レッド・ツェッペリンやエアロスミス、ディープパープルの70年代のハードロックにのめり込んだ結果・・・。
中学3年生当時の俺が好きな音楽の価値観は
・個性が強すぎるキャラクター
・派手な格好
・パワフルなギターリフ
・知性のない歌詞
・合唱できるメロディ
と形成された。
この価値観は今日に至るまで変わっていないが、今ならストライクゾーンも広がっている。
が、価値観が形成されたばかりの2000年は話が違う。
長髪でルックスが良く派手なギターソロを決めるジミー・ペイジやスラッシュに対して
高い位置でギターを持って、短髪、濃い眉毛の野暮ったいルックス、さらにジャージ姿のノエル・ギャラガーはどう考えてもカッコ悪かった。
1st,2ndを聴いて曲の良さは認識するようになったが、オアシスにロックスターの要素は感じることが出来ず「コンビニの前でタバコ吸ってそうな人たち」と微妙な印象は変わらなかった。
なんだか書いていてオアシスに申し訳なくなってきたが、食べ終えたカップ麺の容器を灰皿にしてそうな兄ちゃんたちが
「永遠に生き続けよう」
「俺は何だってなれる」と歌っていることより
長髪のロッカーがハイトーンボイスで
「俺のレモンを絞ってくれ」
「俺の女は口の使い方も体の動かし方も完璧、愛してる!!やりてぇ!!俺はハイウェイスター!!」
と叫んでいる方が心に響いた。
第2章:40歳からの本格オアシス
ひとまず、AppleMusicでオアシスの全スタジオアルバムを詰め込んでこの3カ月ずっと聴いていた。
1.当たり前だけど曲がいい。
コード進行もリズムも凝った事をしていないのにメロディが良い。
ノエルのギタープレイに着目しても本当にシンプルな演奏しかしていないから、何故このコード進行、音数で名曲になるのかと恐ろしくなる。
これまで1st,2nd+ベストアルバムくらいしか知らなかったけど、
世間一般的に失速の始まりと言われる3rd「Be Here Now」の轟音とメロディが心地よかったり、当時は気にしなかった歌詞にグッと来たり。
オアシスを一通り聞いた後、ノエルとリアムのそれぞれのソロも聴き始めたがどちらもめちゃくちゃいい。
ビートルズ風にでもグラムロック風にでも曲が作れるノエルの職人技。
(~風かつ良い曲にするっていうのは難しい)
喉が復活。作曲は外部ライターに任せて歌唱力を限界まで強化したノエル。
個人的に4枚目以降のオアシスより二人のソロの方が好きだったりする。
2.マンチェスター出身の天才コメディアン
YouTubeを見れば「グッズを買ってくれ、色違いも買っちゃえ」など、おもしろインタビューが山のように出てくる。
兄弟が仲悪い、スキャンダルが多いことは知っていたが、発言一つ一つが天才的。
テンションの高いリアムに対して「これは「ドラッグをやるなの広告」です」というノエルとか思わず吹き出したくらい(笑)
3.カッコいい。
ノエルもリアムも年をとってカッコよくなった。
特にノエル。50代後半になり、90年代の野暮ったい眉毛兄ちゃんから驚くほど渋い大人の男になっている。
シャツ、ジャケット。ファッションセンスも真似したくなる渋さだ。
中学生当時はルックス面で敬遠していたオアシスだったが、今はめちゃくちゃ憧れている。
第3章 個人的オアシス名曲
1.RockN’Roll Star
→完璧過ぎる1stアルバムの1曲目!!
1番と2番の歌詞が同じなところに強い想いを感じる。
2 Cigarettes&Alcohol
→世界中の社畜への応援歌。そう、自分自身で何とかするしかない。
T.Rexの{Bang a Gong」そっくりなのはご愛敬
3 Come On Feel The Noize
→Sladeの名曲。世間的にはQuiet Riotのカバー版が有名。
陽気なLAを感じさせるQuiet Riot版と違い、オアシスはどことなく哀愁がある。
これは名カバー!!
4 The Fame
→実は名曲が多いと気づいた3rd「Be Here Now」の中でもメロディがとても心地いい曲。
5.Don’t look back in Anger
→イギリスの国家と言われているのもわかる
番外編:ソロおすすめ
ノエル
「Holy Mountain」
もともと色んな曲調を作れるノエルだけど、近年は「ビートルズ風」「グラムロック風」など
それっぽくうまく仕上げる技術が高くなっている。
コピーでもパクリでもなくしっかり「ノエル風味」で完成しているのが聴いていて楽しい。
リアム
「Better Days」
サビに向けて突き抜けるメロディはもちろん、このPV。去年のイギリス旅行を思い出す。最高の景色
13日現在、注文したオアシスグッズが未だに届かない。
ライブ当日のチケットを発券したらVIP席と思えないほど遠くの場所でちょっとガッカリしたことは続いているけど
25日までしっかり体調を整えてマンチェスター祭に挑むぞ!!

