デッドプールの溢れ出るええ奴っぷり「デッドプール2」

最近、めちゃくちゃ暑い。

会社に行くだけでその日のやる気の9割がなくなる。
本当に下心はないし、セクハラする気なんてさらさらないので
水着の女の子達と水鉄砲で撃ち合いがしたい。
出来れば水着は星条旗柄のビキニが良い・・・。

冒頭から取り乱した事を軽くお詫び申し上げます。

最近の俺はというと援軍が来るまで暴徒化した市民と戦い続ける「13時間」のような日々を送っており、徹夜で銃撃戦を繰り広げる兵士の気持ちがわかる。
毎日遅いので試写会や先行上映会はもちろん平日に映画館自体に行くことが出来ないので少しばかりやさぐれております。

そんな絶賛社会の奴隷のような俺だが、「デッドプー太郎」と名乗ってる以上きちんと観なくちゃ‼︎

という事で「デッドプール2」は既に2回観ました。

1回目は公開初日の6月1日、もともと友達の結婚式の打ち合わせがあったので終わりの見えない会議を強引に脱出、その後、打ち合わせが早く終わった事もあり、運良く観ることが出来た。

2回目は一人で観賞。
久しぶりに嫁と一緒に映画館に行ったのだが、嫁は同じ時間に公開している「万引き家族」を観ていた…。

嫁は俺が映画を勧めても「あんたは普段頭の悪い映画しか観てないから参考にならん」という理由で一緒に観てくれない。

そこそこたくさんの方に読んでいただいているビーパワーハードボイルドだが、こんな感じで身近な人間にはいくら紹介しても観てもらえない状況である。

こんな俺が今から「デッドプール2」を語るぞ。公開からしばらく経ったのでネタバレもガンガンするぞ!

「デッドプール」といえば2年前、「ブレイド3」「X-MEN ZERO」「グリーンランタン」と出る作品全てがスベるという苦汁を舐め続けたライアン・レイノルズの悲願の一作。

「X-MEN ZERO」と違い変なアレンジされていないデッドプールがやりたい放題する姿に爆笑&感動した。

■前作の記事■
・デッドプール(2016年)
「世界最低のDQNの純愛」

「今こそ振り返る!!「デッドプール」大成功までのライアン・レイノルズの涙の日々」

元嫁(今となってはびっくりするが事実)のスカーレット・ヨハンソンが離婚理由に「ただでさえ俳優という職業で時間を作ってお互い理解するのが必要なのに、どちらかが成功してしまうと関係がややこしくなる。夫婦というよりお互いが競争相手になってしまう」と語っていた記事を読んで、ライアン・レイノルズが低空飛行の中、ブラック・ウィドウで当たっていた事を思いマジで切なくなっていたが今となっては笑い話。

周知の通りデッドプールは世界的にもR指定映画で最も売れた作品となりライアン・レイノルズはついに代表作を見つけた。

まるでスタローンにとっての「ロッキー」的なアメリカン・ドリームに胸が熱くなった。

今回は続編という事で誕生までの過程は不要。アメコミ映画の本領発揮こそ2作目!!という事で前作の大成功にあぐらをかくことなく予告の時点からふざけるデッドプール。

「トイストーリー」のパロディ、前作の劇中で「変な声」といじったベッカムに謝りにいくなど公開前から色んな所で謝罪必須のネタで攻めまくっていたので期待は膨らむばかりだった。

そしてお待ちかねの本編・・・・アメコミ映画的に「インフィニティウォー」というMCUの集大成的作品が公開直後、というプレッシャーの中でやってくれた。というか全くプレッシャーなんて感じなかったのだろう。
こっちはインフィニティ茶番劇だった。



デッドプールが「今回はファミリー映画だ」と断言するので「今回も絶好調に取り乱してるな」 と話半分で観ていたら本当にファミリー映画だった。

あのデッドプールがグレ気味のおデブちゃんラッセルに「人生捨てたもんじゃない」ことを教えるため心のクレンジングに奔走する。合間に人は殺すが、基本的に良いことをするし集団行動にもチャレンジする。

あのデッドプールがだ!!

キャラクターも前回から続投の
鋼鉄の角刈り「コロッサス」
暴走丸刈り娘「ネガソニック・ティーンエイジウォーヘッド」
彼女のヴァネッサ
IKEAディスりばあさん
友達の毒舌メガネ
絶対「バーフバリ」には出てこないインド人のタクシー運転手
に加えて
ラッキーアフロ「ドミノ」
を筆頭にXフォースを結成。
(デッドプールのキャラクターはみんなヘアスタイルがパンチ効いてるな!!)

かっこいいとセクシーが抜群に同居したドミノ!!こんなに胸を焦がしたアフロは「燃えよドラゴン」のウィリアムス以来だった。

おまけに「歴史を変えるため」にというドラえもんと全くおなじ理由でケーブルも乱入。(ちなみにケーブルのヘアスタイルは圧倒的なツーブロックだ)
ドラえもんとの違いは持ち物が四次元ポケットかアホみたいにでかいマシンガンかの違いだ。

登場キャラも増えていよいよ、がっつりヒーロー映画になった!!はずなのに、もはや「映画」ではなかった・・・。
ひたすらふざける。さっきまでの話はなかった事にする。

日本に置き換えれば漫☆画太郎先生を泥酔させた状態でワンピースを代筆させたかのような大暴れっぷりだ。

通常の映画なら「金返せ」ばりの出来事が起こり続けるのに観終わった後、爽やかな感動が起こる。
やりたい放題なのにグダグダじゃない、この「デッドプール2」のおもしろさの秘密について考えてみた

①徹底的に定番を茶化す
エンドロール終了後に「いつまで席に座ってる?予告なんてあるか!!帰れ!!」と言った1作目も強烈だったが、
今回もすごい。
・スーパーヒーロー着地をして膝を痛める。
・X-MENのようなチームを作ろうとして普通のおっさん(ピーター)を入れる。
そんなXフォースが結成5分で全滅する

テリークルーズを映画で観たのは「エクスペンダブルズ3」以来だった。

個人的に「製作費の都合で有名なX-MENが出ない」とぼやいて
扉を開いたら勢ぞろいしているという2年かけたボケで悶絶した。

アメコミファン殺しのネタだけでなく007風のオープニング
ジョシュ・ブローリンの前でグーニーズのチャンクの服を着ている
「氷の微笑」のようにノーパンで足を組み替えると全方向で映画ネタでもボケていた。

②誰も傷つけない!!
パロディが連発するが誰かを傷つけるようなネタがない。
(例えば1作目が大ヒットした某映画は次作でドラッグなど不謹慎なネタを放り込み過ぎて若干引かれてた事がある)
いじるのは徹底的にライアン・レイノルズ自身。

前作でもいじってた「Xmen zero」、「グリーンランタン」を更にいじる。
ここまで来たらあの2作はこの作品のために作られたのではないか?ひょっとしておもしろかったのではないか
記憶が改変される程だ。(見返したがやはり切ない仕上がりだった。)

自身の黒歴史を自虐的にネタにする器の大きさ。

我々一般市民の間でも他人をいじり過ぎて嫌がられる奴はいるが、
デッドプールは決して周りを傷つけない。これは是非とも日常生活でも真似したいところだ。

③溢れ出る性格の良さ
中学生ばりの下ネタに溢れ、命をお粗末にするデッドプールだが、基本弱者に優しい。
ラッセルやユキオなど若い子に対しても、同じ目線で接する。
個人的にXフォース唯一の一般人ピーターに対してネタで採用していじっているようで一番気を使っている様子がとても好きになった。

ヒーロー映画史上に残るキャラクターになったピーター。何てことない普通のオッサンがヒーローチームに入る。その姿に一般人は笑い、オタクは夢を抱いた。

劇中、人種差別を茶化すようで、本当は行き過ぎた正義感に対して皮肉っている。

まるで漫☆画太郎先生とマツコ・デラックスと高田純次が同居したような男、それがデッドプールである。

照れ隠しのように感動的なセリフの後にボケるのがデップーの美学なのだろう、
本作で「ヒーロー」になった事は間違いない。

俺自身書いていてボケるつもりが褒めちぎっているので、自分が本当にこのキャラクターが好きなんだとこっ恥ずかしい気分だ。

早く3作目が観たい。

最後にデッドプー太郎撮影のデップーオモ写


買っててよかった赤ベスパ。


ホットトイズの中でも屈指のクオリティ。ちなみに遊び過ぎて膝が裂けました。