こんばんはデッドプー太郎です!!
ついに「デッドプール」が公開された!!
「ウルヴァリン X-MEN ZERO」でのデッドプールという名の別人に開いた口がふさがらなかったあの日から数年、ついに赤いタイツを履いた俺ちゃんがやってきた!!
ライアン・レイノルズが「ようやく本当のデッドプール」を作れたと語っていたが如何に!?
大学の頃「ゴリラ」という身もふたもないあだ名の後輩がいた。
ゴリラはブサイクで背も低く、おまけにハゲでメンヘラだった。人として100点中2点だった。
あろうことかゴリラは部活で一番かわいい女の子に惚れていた。
俺を含め皆がこの絶対に成就することのない恋愛をネタとして楽しんだ。
応援するふりしてバカにしていた。
そしてその年の夏、ゴリラはみんなに乗せられてライブでラブソングを歌った。こってこてのラブソングだった。
ゴリラは一生懸命この日のために練習していた。うまくはないが本気の歌だった。
ゴリラをよく見ると涙を流していた。ゴリラ自身、みんながバカにしているのを本当はわかっていた。でもその子の事が本気で好きだった。いろんな思いがこみ上げたんだろう。ゴリラは誰よりも健気だった。
その姿は最高にださくてみっともなかった。むしろ汚かった。
俺もそれを見ていつの間にか一緒に泣いていた。
そんな映画でした。
正直なところブログを書き始めてから今に至るまでハンドルネームを
「ジャン=クロード・ガンダム」にしとけばよかったかなと思っていた。
でも今は「デッドプー太郎」と名乗ってよかったと心底思う。
「デッドプール」はマジでゲスかった。開始30秒で悪ノリ。小ネタの嵐!
デッドプールの仲間、角刈りメタル大将とこじらせ過ぎて丸刈りのバンギャ。
X-MENをいじるリーアム・ニーソンをいじる!!あの「ウルヴァリン X-MEN ZERO」のデッドプールの事もあえていじる!!予算の少なさもボケる!!予算の関係でX-MENが二人しか出てこないのも笑いにする!!
いじるのは映画だけでない、ちんちんもいじる。ゴックン、オナニー、アナルSEX!!
下ネタのエレクトリカルパレード状態。
完全にアウト!!アウトなんだけど・・・・
純愛映画なんだな。
四捨五入で「世界の中心で愛を叫ぶ」と大差はない。
森山 未來がデッドプールで長澤まさみが売春婦になっただけのことだ!!
愛する女のためにデッドプールは銃を乱射し、刀を振り回し、チンコをしごく・・・
やっていることは完全に終わっているが、本作の下地はピュア過ぎるラブストーリーだ。
ピュアなのは恋愛だけじゃない!!
ありったけの銃をカバンに詰め込むシュワルツェネッガーの「ゴリラ」を彷彿とさせる男の正しい出勤風景、
敵のアジトに乗り込む時の「男たちの挽歌」のような無駄にカッコいいBGMとスローモーション。
ちんちんがピュアな童貞達が思う「かっこいい」ポイントもバッチリ押さえている!!
そして劇中最初から最後まで延々と続く小ネタは映画自体へのピュアな愛が炸裂している!!
最初は「やり過ぎだよ!!」とゲラゲラ笑っていたが、終盤に連れて高まっていくデッドプールの一途過ぎる暴走に心をカツアゲされる。
俺自身、心が童貞なのだろう、どうしようもない奴がちらりと見せる純情や男気を発揮するのに弱い。その点で「デッドプール」は完璧だった。あの日のゴリラ以上にデッドプールは恋に恋焦がれ恋に泣き、誰よりもかっこよかった。
デッドプールの事を知らなくったっていい。マーベルの事は知らなくったっていい。アメコミに詳しくなかってもいい!!一人で「いい映画観たな」と誰かに話したい衝動を抑えながら半笑いで帰ってもいいし、「楽しかったねー」とラブホのベッドで感想を言いながら今までしたことのない体位にチャレンジしてみてもいい。
オタクもDQNも変態もみんなデッドプールが好きになるはず!!
劇場特典の手乗りデップーが速攻で配布終了となり公開日当日の昼にはヤフオクが転売だらけになっていた。仕事の休憩中にスマホで見て俺はムカついていたが、フォロワーさんが「自分の手乗りデップーをあげます。」というメッセージを送ってくださっていた。しかも一人ではなかった。
俺は「気持ちだけ受け取ります」と断ったが(今カッコつけずにもらっときゃよかったとちょっと後悔している/笑)人の優しさに感動した。本当に嬉しかった。
映画でもネットでも俺のピュアな部分をキュンキュンに刺激されまくった日だった。
というわけで、俺ちゃんに笑われないように出来るだけゲスいエロ動画を観て一発抜いてから寝ます。
今回は字幕で見たが吹き替えも見ようと思う。