ステイサムが1人で挑む、殺しの超人オリンピック!【メカニック・ワールドミッション】※若干ネタバレあり※


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衝撃の前転から五年。
あのステイサムのメカニックが帰ってくる!
 
・・・・というニュースがステイサム学会を駆け巡った!随分前に!
タイでオールロケ!
共演はジェシカ・アルバ!
トミー・リー・ジョーンズ!
ミシェル・ヨー!
・・・という、DX幕の内弁当的なキャスト!
今日び襟元正しいヒーローだらけの映画が多い中、殺し屋が主役の続編映画。
しかも主演はハゲである。
随分野心的と言わざるおえない。
メカニック続編製作開始!のニュースを知ってから、「まだ来ない、まだ来ない・・・・」とお母さんの手紙を待つ、となりのトトロのメイのような日々が続いたのだった。
しかし、かん口令でも敷かれたのか、あるいは誰も興味が無いのか・・・
事前情報は全く解禁されず、気が付いたら当初の公開日もドンドン延期。
撮影現場の写真が流れてきたかと思いきや、キャストの楽しそうな自撮りなのだった。
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↑楽しそうだなあ!



「まさかステイサムの野郎、映画を撮らずにバカンスに行ってたんじゃねえか・・・」などと勝手に心配していたのだが、最近思い出したように予告編が公開!
プールの底にステイサム!という衝撃のビジュアルを披露。
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↑車からステイサムと同じ位のインパクト、プールの底にステイサム。
遂に日本では9/24に公開される運びとなった!
ちゃんと仕事していた!
すまん!ステイサム!
そして邦題はワールドミッション。
エクスペンダブルズ3とダダ被りじゃねえか!!
 
ともあれ、それはそれとして『ステイサムもメカニックの続編をマジメに撮っていたんだ。公開までは俺もマジメに働こう』などと思っていた。
しかし、俺の気持ちとは裏腹に最速試写会の御案内が来たのだった。

最初タッグパートナーのデップーさんから連絡が来たときは「ハハハ!何かの間違いでしょう!」と高を括っていた。

デップーさんから証拠のメールを送っていただくと、しっかりビーパワーハードボイルド様とある。

こんな馬鹿な名前は間違いなく俺たちだけだ。

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基本的に映画の与太話しかしていない俺達である。
うんちくやら深い考察など間違っても出来ない。
正気かよ!?
ていうか、俺達でいいの!?
しかも(一応)社会人ですからね。
仕事だってある!
俺も二秒ほど悩んだ!!
結果、メカニックばりに仕事を偽装・・・というかサボって試写会に駆け付けたのだった。
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↑会社を退勤する俺。
というわけで、一足先に見てきました。
結論として言えば、ステイサム学会の皆さん安心してください。

いつものステイサムです!

俺もステイサム主演と聞けば大体喜ぶチョロい男ではあるが、そういうのを差し引いても安心して頂いてよろしいんじゃないか!と。
少なくとも仕事をサボる価値はある!!
公開前ということで、あらすじは公式サイトで確認していただくとして、今回はなるべくネタを割らない程度に見どころをアレコレご紹介していきます。
 
 
一人で挑む殺しの超人オリンピック
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↑鳥羽一郎か松方弘樹かといわんばかりに海の似合う男、ジェイソンステイサム。
前転(引退)し、雑誌で言うBRUTASな生活を送っていたステイサムが再びメカニック稼業に精を出す本作。

よく自分探しの為に世界を回るなんて聞くと、そんなもん見つけてどうすんだよ!なんて思うものです。

だがステイサムは違う。

ステイサムは自分探しではなく、人殺しの為に世界4カ国を回るのだった。

映画の続編となると景気がよくなるのが常だが、メカニックも例に漏れていない。 

思えば前作では弟子同伴のOJTな殺しだったが、今回はメカニックの本領を発揮する。
もはや1人でゴジラを殺しかねない殺しのロジックを披露。
思わずシン・ゴジラの長谷川博巳に「会議なんてしてないでステイサムに頼め!さあ!」と陳情したくなる。
またアドリブな状況も罠や己の肉体のみでシッカリこなす…などステイサムが1人で挑む、殺しの超人オリンピック状態。

邦題のワールドミッションに嘘はない。


ブレ知らずのメカニック◆ 
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↑ハリウッドの石原さとみことジェシカ・アルバ。
ステイサム主演作品には毎回ついて回る『ヒロインが微妙』問題。
だが今回は満を持してジェシカ・アルバが出演。
殺しに並々ならぬ気合が入っているのは続編というのが理由だけでない。
ジェシカ・アルバがヒロインだから!と思わず言いたくなる。
そりゃあジェシカ・アルバの為に頑張れるか?と言われたらねえ…
頑張るだろう、と。
思えば前作では野郎のストイックさをむせるほど描いていたのもあって、今作のあらすじだけ聞くと『メカニックも日和ったなあ…』なんて思う人がいるかもしれん。
しかし本編を観て頂ければ分かるが、ストイックさはそのままだ。
例えば冒頭、銀座の化粧品メーカーとかに勤めていそうな美女が相席を求めてくる。
男なら「おっ!」と鼻を伸ばしてしまいそうな展開である。
しかしステイサムは違う。
男だろうが女だろうが、いきなり上から目線で「仕事しろ!」と言われたら「鼻を伸ばすな!折れ!」というアンサーを叩きつける!机に!
相変わらずのメカニックぶりを見せてくれるステイサムであった。
そんなステイサムの彼女を拉致するのは、電車に轢かれるより確実な自殺行為というのを観るものに教えてくれる。
 
本当の意味での『好きな人がいること』
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↑視線だけで誰かを殺せそうなステイサム。

最近、月9の「好きな人いること」というドラマを観ては「いっそステイサム出てくんないかなあ…」とぼんやり思っていたが、バケーションなロケ地、恋のアバンチュールなど月9の『好きな人がいること』と今作はリンクする部分がある。 

まあ好きな人がいるのは大変結構なことだ。
だが冷静に考えてほしい。
浮かれている時ほど、人は無防備になる。
山崎賢人と胸キュンなひと時に武装集団に襲われる可能性があるのではないだろうか?
しかも世界4ヶ国を回って武器商人を殺せ、と言われるかもしれない。
「そんなことあるわけないじゃん!」と言われるかもしれん。
「あるわけないじゃん!」じゃない!
あるんだ!
無理を承知で言えば、メカニックワールドミッションはデートムービーとも言える。
今作はステイサムが本当の意味での「好きな人がいること」を見せてくれる。
具体的に言えば
・15分以内で刑務所を脱獄する

・空中プールを派手に放流

・20人位の傭兵とタイマンを張る

である。
そういう訳でカップルも観に行こう!
観た後、彼氏に不甲斐なさを感じて別れるとしてもだ!
 

最後に

 

ここまで来て、自分で書いといて随分まとまりがない文章になってしまった気がする。
どうしてもステイサムの話になってしまうと冷静さを欠いてしまうのは許してほしい。
そもそも試写会まで行って作品の魅力を伝えられたのだろうか…
俺も分からない。
だが最近は『世界を救う‼︎』『ど迫力のCG‼︎』『愛が全て‼︎』な映画続きであった。
125分とか135分とかアホみたいに長かったりするのが常だが、今作は99分というステイサムの頭ばりの潔さ。
聞いてもいねえのにウンチクを語られる、など一見さんお断りみたいな映画ばっかの中、メカニック・ワールドミッションは一切ありません。
そういう面倒くせえの。
ステイサムが元殺し屋というだけでも充分楽しめる。
更に前作で前転してたのを抑えておけば2倍楽しめる。
ワイルドカードから実に一年半ぶりの劇場公開の主演作品。
やはり画面映えするハゲだなあ、と改めて思うのだった。
俺のようにステイサム不足に喘ぐ人は是非9月24日の公開日に劇場に駆けつけて頂きたい。
メカニックばりに上司や親兄弟を殺してでも。
 
 
 
 

 D4D_2041.NEF

 
〜以下、若干ネタばれ〜
 

 

前作ラストで衝撃の前転を見せたステイサム。

今回も見せてくれます。
ヒントはこれ!
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ところ天‼︎