超無責任記事 監督デニス・ガンゼルが語る「メカニック ワールドミッション」(捏造)

「メカニック ワールドミッション」公開直前企画!!

「私とジェイソンは映画を作ったんじゃない。歴史を作ったんだ。」 -デニス・ガンゼル-

※来日予定がなく、インタビューする機会がないので、おそらく監督が思っているであろうことをビーパワーハードボイルドが独断と偏見で記事にしてみました。キャスト、スタッフ及び配給会社、宣伝会社の許可は一切取っておりません。

(日本語で)ニホンノミナサン、コニチハ ワタシハ デニス・ガンゼルデス。

まず、私は前作「メカニック」のファンだったんだ。
あの作品はチャールズ・ブロンソンの往年の名作をレガシーを継承するどころか見事に次のステップへと昇華していたよ。

監督のサイモン・ウェストも素晴らしい才能の持ち主だが、とりわけ私は
ジェイソン・ステイサムの熱量に圧倒された。

チャールズ・ブロンソン版にはダンディズムがあったがジェイソンはニヒリズムとユーモアを持ち込んだ。
彼のアクションにはパッションがみなぎっている。

「メカニック」に限らず「トランスポーター」「アドレナリン」など
今の彼はアクションムービーのエバンジェリストだよね。

オリジナルだって続編はなかったのに、続編が製作できる随分エポックメイキングじゃないか。
おまけにジェシカ・アルバ、トミー・リー・ジョーンズ。ミシェル・ヨーと映画界を牽引してきたキャストが揃った。

私は喜んでこのレガシーを継承するバトンを引き受けたよ。

・・・あれは撮影がはじまって初日の事だった。
まず初めに私は現場で「シェイクスピア劇のような後年語り継がれるストーリーを紡ぎたいんだ」とスタッフに伝えた。

前作でも殺しの仕事を終えたジェイソンがクラシックを聴くシーンがあるが、私はあの静と動のダイナミズムが好きだった。
新たなるスタンダードを作ると意気揚々の私のサジェストに突然ジェイソンがこう言ったんだ。

「これは視力のフードファイトだ。」とね。

「特盛の唐揚げ丼をメインにおかずに黒こしょう味と塩味の唐揚げを食う。
そしてデザートにレモン味の唐揚げを食ったような感覚を視力で観客に味合わせたい。」

というストロングメッセージだった。

私はジョークだと思って「ハハハ!!ブラックユーモアは好きだよ!!スタッフを和ませてくれてありがとう!!」と返したのだが、 ジェイソンはあの特徴的なコックニー訛りで
「冗談はおまえの顔だけだ」と真顔で言ったんだ。

気付けば彼が手にしていた撮影のブロップガンが実銃に変わっていて、私は彼が本気だということを察したよ。

例えばこんなエピソードがあった。私が「この会話シーンではカットの一つ一つをロジカルにビルドしたいんだ」と説明したところ、 ジェイソンは私を睨みつけて
「ロジカルだと?必要なのは卵とねぎは付いているのかということだ」と話したんだ。
続けて「俺が思うにこのシーンはいわば牛丼だ。今じゃあ並だ。さっさと卵とねぎをつけろ。胃にボディーブローだ。俺たちが作ろうとしているのは映画じゃない。歴史だ

私は自分自身がスクラップ&ビルドされていくのを感じたよ。それからというものの
「ステーキを食った後、チョコチップクリームのアイスを突っ込むのはどうだい?」
「ここの焼きそばは太麺にしよう」
「スープに塩味が足りない」
「なんつーかその、もっとパーッとしよう」
と伝統的なラモーンズスタイル、いやさ直観で意見をまじ合せるようになった。

dennis
大御所トミー・リー・ジョーンズに演技指導をする監督
「このシーンだけど、もっとドーンとやって!!ガツンとした感じがいいな!!」

バカげているかもしれないが、。ロジカルに物事を考えるよりもその瞬間の熱を信じた方が良いものを生み出せるわけさ。

いつの間にやら私も撮影中の大半を全裸で過ごすようになっていたよ。南国の風が股間にあたるとインスピレーションが生まれやすいんだ。

おかげで撮影自体はスムーズにいって誰もがハッピーになった。私達自身がワールドミッションだったよ。

今回こうやって日本でも公開されることを本当に光栄に思っている。

ジェイソンのキャリアの中でも最高のアクションエンターテイメントだと胸をはっていえる。

「メカニックワールドミッション」という名の歴史の証人になってくれ。
そして1度に限らず何度でも劇場に足を運んでほしい。

君たちのはした金も集まればそれなりの額になるからね!!

※再度書きますが来日予定がなく、インタビューする機会がないのでおそらく監督が思っているであろうことを独断と偏見で記事にしてみました。
※キャスト、スタッフ及び配給会社、宣伝会社の許可は一切取っておりません。
※しかしビーパワーハードボイルドは一切の責任は取りません。