公開前対談「新感染 ファイナルエクスプレス」

韓国では2016年の興行収入第1位を記録オープニング成績は歴代1位!
2日でまさかの200万人突破!!
公開一ヶ月以内で観客動員1000万人突破を記録、ハリウッドリメイクの噂もある

「新感染 ファイナルエクスプレス」

何の間違いか我々ビーパワーハードボイルドも試写に呼んで頂いた‼︎

観てみてびっくり、めちゃくちゃいい映画じゃない!!というわけで我々が本作について対談形式で見所を語ろうと思う。

この記事が映画会社からの許可が降りることを祈って…

DIEsuke「…という訳で、何の間違いか、また試写会に呼んで頂いた訳ですがデップーさん。いいんでしょうか?俺たちで。

デッドプー太郎「むしろレッドカーペットを歩きたいんですけどね。俳優のサイン欲しがってる人たちの色紙に無理矢理俺達のサイン書いていきたい。

DIEsuke「タイトルが「新感染」という事で、映画会社の方も何かしら悪いウィルスに感染していたんでしょう!この記事で劇場公開が「ファイナルエクスプレス」にならないのを祈りましょう。

デッドプー太郎「映画会社にご迷惑をおかけしたら責任を取ってサイトは閉鎖しましょう‼︎

子供の頃から「ファイナルファイト」が好きなので「ファイナル」とついた物は確実に名作と思っているわけですが、実際後世に語り継がれる作品だと思いますよ‼︎」

DIEsuke「実際、ファイナルファイトばりに横スクロールで殴りまくるような映画でしたね。あと新幹線でのマナーをしっかり守るよう啓蒙している社会派映画でもある。」

デッドプー太郎「「横スクロールね‼︎実際、列車内という閉鎖された空間というのは今までにないシチュエーションで冷や冷やしましたよね‼︎そして途中下車での絶望感…

DIEsukeそう!途中下車!も終電の乗り換え間違えてネットカフェに泊まった経験が何度かあるので、あの絶望感は分かりますよ。

デッドプー太郎なかなか寝付けずゴルゴ13を読み続ける悲しさ…ってどうでもいいよ‼︎

ハリウッド映画だとライフルやら手榴弾やら重武装で戦うわけだけど、舞台が韓国ということもあって身の回りの物で戦うのが、現実味があっていいですよね‼︎

一番強い武器が野球のバットというゲームでいうところのハードモードなところがドキドキする」

DIEsuke「そんな中で気を吐いてるのが、この格闘王。

前田日明似のオジサンですよ。

基本武器を使わずに素手が武器ですからね。」

 

デッドプー太郎「そう‼︎彼ね‼︎あのテーピングといい男気がオーバーヒート‼︎

あれだけキレイな嫁がいるのも納得できる」

DIEsuke「このオジサン以外にも勝ち組サラリーマン親子、JK、妊婦、ホームレス、童貞、ババア全員等しく男気を発揮していきますからね。老若男女の闘魂に火をつける映画ですよ。是非、学校の道徳の時間に見せて欲しい。」

デッドプー太郎「この手の映画って誰が誰だかわからないままいつのまにか死んでとかザラですけど、人物描写がしっかりしているし、全員に見せ場がある分、登場人物が魅力的でしょね。

それだけに死んだときの悲しさと言ったら・・・・

個人的にババアがやけくそになるところが熱くもありジーンと来た。」

DIEsuke「ジャンルとしてはパニック映画になるんですが、男気というキャプチェで巻く、サムギョプサルみたいな映画ですね。

ネタバレ厳禁なので、喉から出掛かっている言葉を飲み込むと、あるウィルスのおかげで一般人が江頭2:50みたいになって人に襲い掛かってくる、と。」

デッドプー太郎エガちゃんに失礼だろ‼︎でも男気サムギョプサルはわかる。この映画、著名人からのコメントで「愛」とか「泣いた」というワードがたくさん出てきたので正直「何言ってんだ?」と思ったんですけど、実際観てみたらAlways三丁目の夕日ばりに愛に溢れていましたね。」

DIEsuke「気がついたらファイナルファイトやら前田日明やら男気やらエガちゃんの話しかしてないですが、最後はウルッとさせますね。これは嘘じゃないですよ!ねえ⁉︎

デッドプー太郎「家族、恋人、姉妹…大切な人のために体を張る、犠牲になる姿にグッとくる。この映画の紹介としてはかもしれないけどユーミン以上にやさしさに包まれてた。」

DIEsuke「泣ける要素は最後につけるコチジャンみたいなもんですね。またサムギョプサルに話戻りますけども…」

デッドプー太郎「コチジャンどころかサムギョプサルでしょ‼︎途中から男気から人情という豚肉に転身‼︎」

DIEsuke「この映画を見た後に家族でサムギョプサルを食べて頂いて、感想を語って欲しいですね。

よく満員電車でゲロ吐いた人を目撃して貰いゲロが多発車内が地獄になるなんて話を聞きますが、そんな時は俺も率先してオッさんが読んでる東スポを奪ってゲロの上に敷いていきたい、と思いましたよ。

そういう意味で新感染は現実に起き得ると思いましたね。」

デッドプー太郎もうお前は映画二度と観るな‼︎

おっさんのゲロでも飲んどけ‼︎ゲロドリンカー‼︎

と、対談はケンカ別れで終わってしまった。その後我々の関係は少しばかりぎくしゃくしている。しかし二人とも本作を傑作だと思っている事は事実だ。

当初こそ、普通の映画であれば最後まで生き残りそうな若者やお人好しが容赦なくバッタバッタと死んでいくことに「いいぞ!もっとやれ!」と興奮していたが、鑑賞後は「今日は人に親切にしたい」と妻にショートケーキを買って帰った。

対談でも触れている通り登場人物のバックグラウンドがしっかり描写されているだけに、彼らの行動が胸を打つ。

家族のため、恋人のため、出会ったばかりの人のため・・・・もちろん自分さえよければ良しという者だっている。

未曽有の大災害、圧倒的絶望な状況において見える人間の本質

「守りたい」という純粋な想いから自らを犠牲にする姿が心に響く。

「新感染」はやさしさに包まれた人間ドラマだ。釜山行きの列車の中で恐怖と闘いながら、あなたも大切な何かを見つけるはず。

人がアホみたいに死ぬ中で・・・・・

「新感染 ファイナル・エクスプレス」
9月1日(金)全国公開
大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹 ほか
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配給:ツイン