~夏だ!海だ!サメだ!ステイサムだ!人類最強のハゲが超古代生物メガロドンに挑む!~
気がつけば、すっかり夏。
夏といえば海。
海といえば皆さん、何を想像するだろうか。
ナンパ、ギャル、湘南乃風、パリピ、花火、恋のアバンチュール・・・・・
そういうものを想像するだろうと思われる。
だが冷静に考えてほしい。
浮かれている時ほど、人は無防備になる。
20m級の巨大なサメに襲われる可能性を忘れてはいないだろうか ?
あるわけないじゃん!じゃない!
あるんだ!
そんな夏の海の恐怖に、あのステイサムが挑む!
… という訳で、ここ最近は巨大サメと戦うような日々を送っていたのだが、 何とありがたいことにステイサムの最新作「MEGザ・ モンスター」の試写会に呼んで頂きましたよ。
今から2年前だろうか…
最新作は巨大サメ=メガロドンとバトル! とのニュースがステイサム界隈に流れた際、「ワハハ! なんかの冗談だろう!」と誰もが思っていた。
かくいう俺も、その1人だったのは言うまでもない。
だってねえ、冷静に考えてご覧なさい。
ステイサムVSメガロドン。
こうして字にしてみても分かる通り、 どう考えても狂った企画ですよ。
海の底からやってきた超古代生物に、人類を代表してステイサムが一本釣りを挑 む映画。
だが、狂っていると同時に夢のカードでもある。
正直、俺も半信半疑だったのは言うまでもない。
しかし俺の予想は外れた。
最近は襟元が正しい映画が多い中、 何とワーナー・ブラザースはやってのけた。
まさかのMEGの撮影クランクインのニュースが駆け巡り、「 どうやらマジらしい…」 とステイサム学会は震えに震え上がったのだった。
おそらく言い出しっぺの人は、 企画を通すために役員何人かを殴り倒して病院に送ったのじゃなか ろうか・・・
そんな風に震える俺を尻目に、 あれよあれよと気がついたら予告編も公開!
巨大なメガロドン、 全く動じないステイサムという、目を疑う映像がお披露目された。
予告編が公開され
誰もがステイサムの心配をしなかったのは記憶に新しい。
ともあれ、どうかしている映画には応えたい俺である。
この心意気に応えるべく「こりゃあ、ただの有給じゃねえ… ステイサム有給だ!!」と試写会の案内が来た瞬間、 上司に有給届を叩き付けたのだった。
「へ~どんな用事で有給使うの?」と言われ『 ハゲと巨大サメが戦う映画を見に行きます』と言ったら「いや…どんな映画だよ!」と速攻で突っ込まれたのだが、改めて「 俺もそう思う」と心の中で頷いた。
で、肝心の内容はどうだったのよ?と言われると、 まさに怪獣特撮とステイサム映画を足してみたら奇跡的に2で割れ た映画なのであった。
『もし怪獣映画にステイサムが殴り込んだら…』 という俺のような一部の馬鹿の妄想を完璧に映像化!
ネタを割って話せないのが辛い所であるが、目を疑う瞬間、 拳を突き上げたくなる瞬間が累計100回はある夢のような映画で ある。
要所要所でビシバシ決まる男気溢れるステイサムのセリフ。
冗談のように死ぬ人々。
人知を超えたオーバーザサメ=MEGの恐怖。
そして遂に人間を超えたステイサムが直球でメガロドンとタイマン を張る。
なにせ敵は「こんなんどうやって勝つんだよ…」 と思わず天を仰ぐほどのデカさのサメ。
海辺のパリピどころか船ごと平らげるなど実に景気が良い。
しかし、最近の作品で順調に人間を超えてきたステイサムである。
本作においても一番モンスターなのはステイサムだったのは言うまでもない。
もはや副題のザ・ モンスターがステイサムなのかMEGなのか分からなくなる。
思えばステイサム学会では「ステイサム作品のヒロインは微妙」 が通説であったが、メカニックワールドミッションで「 ヒロインが美人になればなるほどステイサムの戦闘力が爆上がりす る」という新たな説が浮上した。
本作は、その説をメガロドン相手に証明する。
まさに相手にとって不足はない!
ヒロインであるリービンビンに比例して、戦闘力がビンビンなステイ サムは必見である。
そしてステイサム映画名物であるが、 思わずカッコ良すぎて笑っ てしまう瞬間が、これでもか!と俺達に叩きつけられる。
劇中で披露する超必殺! ステイサムカッターは最近のステイサム映画でもストップ高のカッ コ良さなので是非見届けて欲しい。
この手の映画だと未知の生物なんかが現れると「 とりあえず保護しよう」と会議をかさねるものだが、 ステイサムは真っ先に「すぐ殺そう」と提案!
こんな感じでやいのやいの理屈を並べずに「すぐ殺そう」 と話の早い男でありたいと俺に思わせてくれた。