ここ最近、日本においてハロウィンといえば、
そんな浮かれたパリピ共の尻子玉を抜くホラー映画『ハロウィン』が4/
『不死身』『目的不明』『喋らない』『気配が無い』
まさに不条理の役満のような殺人鬼のブギーマン=マイケル・
これまで劇中の死んでも死なないマイケルさんのド根性のおかげで
ジョンカーペンターが監督した第1弾から始まったシリーズも、
それに伴い第1弾から登場していたルーミス医師もシリーズを重ね
ほぼ同スペックになったルーミス医師とマイケルさんが血で血を洗
あるいはマイケルさん、
まあ、これはこれで味があった。
だが早い話、
そんな思いが製作陣に伝わったのだろうか…
第1作以降のシリーズを『あれは嘘だ』
なんと通算11作目にして1作目の直接の続編という、
という訳で、あらすじ。
1作目から40年。
ラストでルーミス医師にマグナムをブチ込まれたものの、
あれから閉鎖病棟に隔離され、
神のイタズラか、奇しくも護送日はハロウィン前日。
関係者なら「他の日は無かったのかよ?」
しかし、ルーミス医師は既にこの世を去り、
この嫌な予感しかないニュースを聞きつけた記者2人がマイケルさ
よせばいいのに例のマスクで煽るのだった。
新日の藤波辰爾ばりに「お前平田だろ⁉︎」ならぬ「
何の収穫もなしで落胆して帰る記者2人であったが、
その夜、案の定、
一方、40年前の事件で生き残ったローリーは、
というのも、第1作のハロウィンでの惨劇が忘れられず、
そりゃ動機がサッパリ分からないのに命を狙われれば無理もない話
だがローリーにとってはお構いなし。
あん時は絶叫していたが、次は私が息の音を止めちゃるけん!
…と、仮装ではなくバッチコイなフル武装をしては、
そんな彼女の願いが叶う時が遂に来た。
例のマイケル脱走の一報が入ってきたのだ!
時はきた!それだけだ!と破壊王・
しかし、それはマイケルさんも同じであった。
道すがら馴染みのコスチュームをGETし、殺人鬼へ返り咲き。
返す刀で地元へ向かい、
そして、これも宿命なのであろうか。
運の悪さが遺伝したローリーの孫も気がつくとマイケルさんの引き
果たしてローリーは肉親を守り、マイケルさんを倒せるのか?
決戦はハロウィンの夜。
リングは地元。
再びブギーマンと化したマイケルさん、
生き残るのは果たしてどちらか…
今、二人の40年ぶりのリターンマッチのゴングが鳴り響くの
本作は人が無慈悲に殺されるホラーの面は勿論だが、
ホラーもシリーズを重ねると照れから安易な笑いに走りがちだが、
男女平等壁打ちつけ、砕いた歯をプレゼント、
感情めいたもんを一切見せないストイックな殺戮ぶりは見る者を震
だが対するローリーも負けてはいない。
第1弾から引き続き出演するジェイミーリーカーチスは絶叫クイー
「奴は私が裁く!」と、年季の入ったフルアーマーバトルババアとして戦いを挑む。
ライフル、リボルバー、ナイフを駆使し、
ローリーの血が出るなら殺せる精神に思わず目を見張ってしまう。
本作を見れば、こんな婆ちゃんが欲しくなるだろう。
その後の様々なホラー映画に影響を与えたハロウィンだが、
確かに無愛想不死身なマイケルと共通する部分が多い。
だが前述したサラ・コナー化したローリーを見るに、
そう言われればシリーズをなかった事にして再スタートした部分も以後のターミネ
またトラップを仕掛けまくりマイケルを追い詰めるローリーの姿がプレデターのシュワを彷彿とさせてくれるのは俺
思えば、
ともあれ公開はハロウィンの日じゃなく4月ですが、
この40年ぶりの季節外れハロウィン一本勝負を見届けて損はないですよ。