ジミー・ぺイジのちょっとおかしな話+ギターバカ座談会!!「ゲット・ラウド」

最近ギターにまたハマっている。

ビーパワーでも連載していた「ド底辺バンドマン物語」の通り自分の音楽の才能に絶望してバンド活動をやめたのが6年前。

その後、映画の感想文をブログでアップするようになり、ビーパワーハードボイルドになった。

決して音楽が嫌いになったわけではないので、聴き続けていたし、ギターはたまに触っていた。

もうライブをする事はないのに急に衝動的にマーシャルのデカいアンプやVAN HALENモデルのギターを買っていた。

昨年の夏に5年半ぶりに大学時代の部活の後輩達とスタジオに入ったのが決め手で本格的にギター熱が再燃した。

いつのまにかジミヘンよりかなり年上になったし、もうちょっとうまくなりたい」とバンドをしていた頃より、真面目に取り組んでいる。10数年ぶりに教則本も買った。

当時の細身のズボンは入らないし、見た目は全くロックじゃなくなったが、スタジオに入るときちんと練習し、気持ちは以前より熱い。

コラムで書いていた通り、当時は無理してヴィンテージギターを買うなど散財していたので音も経年変化で良くなっているし、プレミアも上がっている。

昔3,40万円で手に入れたギターが100万円近くになっていたりしていて一人でニヤけている。

好きなギタリストはたくさんあるが、やっぱりLed Zeppelinのジミー・ペイジは「本物のヤバイ奴」だなと思う。

ミュージシャンというのは根本的に真面目な人が多い。

例えばGUNS N’ROSESのスラッシュは家の全ての部屋にギターがあり朝起きて歯を磨くより先にまずギターを弾くらしい。

いかつい見た目に反して自伝を読んだりインタビュー映像を見ても

「常に上達したいという気持ちがあるから持っている力を出し切るし努力もする。だから現状に甘んじてのんびりしている時間はない。」

「賞賛を受けるのは嬉しいが調子に乗るのはよくない。ありがたく受け止めた後は課題を地道にこなすことが大切」

「多少はギターのセンスがあるかもしれない。でも自分の理想に比べたら足りない。謙虚な気持ちでいないと」

とアスリートのような発言ががんがん出てくる。

対してジミー・ペイジはLed Zeppelinのリーダーであり今や人間の世界遺産みたいな扱いだが、冷静に考えれば「ロックギタリスト」の全てを作った元凶だ。

・未成年との乱交パーティー
・ホテルで暴れて世界中で出禁
はもちろん、音楽面でもこの画像を見て欲しい

まずこのギターの位置、腰を大幅に通り越して膝だ!!低過ぎる!!

よく「ジミーペイジはギターが下手」と言われるが、こんなに低かったら
そもそもまともに弾く気がない。

衣装も画像の通りマリリン・マンソンが登場する遥か昔からゴリゴリのナチスルック。他には龍の刺繍が入ったスーツなどユニーク過ぎるファッションセンスがスパークしている。


若い頃のヤバさが観れる映画!!

You Tubeなどで観る事が出来るが、ステージ上でのアクションも現代の観点で見ても激しい。
口を尖らした表情、ギターソロ後はポーズを決める。きちんと弾くことよりとにかく目立ちたかったのは明確だ。

これら全てがロックギタリストの「カッコいい基準」になり、デビューから50年以上経過しても影響力は絶大。

バンドのパートだとギターが一番人間的にどうかと思う奴が多い。

代表曲の「天国への階段」が、この曲がバンド及びジミー・ペイジを神格化させており高尚に語られる事が多いが異論を唱えたい。

確かに哲学的な歌詞や段々盛り上がる曲の展開は良いが、「天国への階段」が収録された4枚目のアルバムの1曲目の「ブラック・ドッグ」の出だしは「ヘイ、ママ。そうだよ、そんな風に動いたら、汗かくぜ、興奮しちゃうよ」だ。

多分、この曲を作った背景はDQNが急に世界平和の事を語って自分に酔う現象と同じと考察している。

(実際ZEPは詩的かつ抒情的な曲と歌詞がド直球なエロ系のロックと大きく2つに分かれる)

今や見た目こそ白髪の似合う紳士になったが、2007年に再結成した時にはその辺のメタルバンドより遥かにヘビーな音で仕上げていた。


ドラムのジョン・ボーナムは1980年に泥酔で32歳の若さ故人になってしまったので息子のジェイソン・ボーナムが担当。

その時もやっぱりポーズは決めていたし、ギターの位置は低かった。

年を取ると見た目も雰囲気も丸くなるミュージシャンやバンドは多いが、ギラギラしていて感動した。

ジミーだけでなく、バンドから「一番カッコいいのは俺ら」感が出まくっていた。

ギラついているのはステージ上だけでなく、数年後のジミー70歳の時に25歳の彼女が出来た事も特筆しておきたい。

そんなジミー・ペイジが堪能できるので何度も観ている映画がある。

ジミー、U2のザ・エッジ、White Stripes etcのジャック・ホワイトが
集まってそれぞれの「人生とギター」について語る映画。

これが今回紹介する「ゲット・ラウド」です。

大御所3人が集まっているわけだが、ドキュメンタリーではなく、それぞれがギターを始めたきっかけ、ギターに対する想いや演奏面の拘り、作曲について語る。

3人がギターを抱えて「それどうやって弾くの?」とお互い教え合って演奏したり、「この曲めっちゃカッコええねん。」と好きな曲を聞かせ合ったりと居酒屋のようなトークが延々続く。

基本的にカッコつけた事を言うジャック・ホワイト

デビュー当時の内戦が続くアイルランドについて話すザ・エッジと対照的に

子供の頃に聞いていた曲を流しながら「これめっちゃカッコいいよな!!」エアギターをする御大。

「物事を違う角度で見たら発見がある」
「自分が思ったことを普段から書き留めておく。」と音楽について真面目に語る二人に対して「説明できない。いつもひらめき」と適当に答えるギターゴッド

とはいえやっぱりカッコいいジミー。

代表曲「胸いっぱいの愛を」のリフを演奏するシーンが個人的に
この映画のハイライト!!

ジャックとエッジがめっちゃ喜んでる。特にジャックは笑顔になるのを必死にこらえているが、普段のキャラを忘れてどんどん締まりのない表情になっていく。

もちろんジミーは試し弾きであろうがステージさながら顔芸で弾くしギターの位置は低い。

世代を超えてどんどん仲良くなる3人。

最後はギタリストらしくブルースセッションでもするのかと思いきや、何故か3人でザ・バンドの「ウェイト」を弾き語り!!

まず誰一人ザ・バンドに縁もゆかりもない。単純に3人とも好きで一緒にやろうという話になったのだろう。にやにやしながら「次Cだっけ?あっ、Dか」とコード進行を確認しあうゆるさ。

完全に飲み会が終わって宅飲みに切り替えたようなノリだ。

ギター好きにはたまらない内容なのでギターやロック好きなら必見だが、そうでなくともたまにハッとする名言も飛び出してくるし、3人のギターへの愛とどんどん意気投合していく姿が微笑ましいので豪華な「アメトーク」と思ってみるのも良い。

ビートルズにハマる→洋楽ロックに興味を持つ→結果、世界的に勢いがあり、ギターが派手な60~80年代のロック、しかもハードロックとヘビーメタルが大好物という流れなのだが、たまに「昔の音楽をよく知っている」という理由でマウントを取ってくるやつがいつの時代にもいる。

これは映画など他コンテンツでもいえる

別に偉くもないしすごくもないので気持ち悪いなと思います。

ZEPの中で一番好きなのは2ndアルバム。とにかくハードロック!!

バンドしてた頃に作った曲。当時のメンバーから「まんまツェッペリンじゃねーか!!」と総ツッコミを受けたが、「カッコ良さを追求したらこうなった」と無理矢理レコーディングまでした曲。

エンジニアもいるきちんとした環境で56年製のレスポールjrも手に入れて作ったが、CDのセールスは2枚でした。