1日1日を大切に生きよう。
仕事や学校の課題をきっちり終わらせて、趣味に時間を使いたい、
体を鍛えたい。勉強したい。
毎日を充実させたい。
誰もが思うだろうが、本当に実践できている人は何人いるだろうか?
仕事がどんどん貯まって終わらない。
結局、夜遅くまで仕事をしている。
せめて映画を見よう、ゲームしようと思っても疲れて気力が起きない。
ベッドに寝そべってぐったりした気分でダラダラとスマホを触って寝る。
休日になってもすっかり疲れて昼まで寝て、家でタバコばかりふかしていないだろうか?
そうこうしている1週間、1か月と経ってしまう。
そんなぽんこつボーイズ&ガールズになっていないか?
え?意識高いこと言うんじゃないよって?
違う。何なら俺も偉そうなことは言えない状態だ。
ただ、俺が一つ言いたいことは
「心に小さなジェラルド・バトラーを持とう」という事だ。
というわけで6月4日より公開中の「グリーンランド -地球最後の2日間」です。
ある日、地球に隕石が降ってきた。一つや二つじゃない。どしゃ降りだ。
おそらく天達武史でも「もう知らんわ!!」とさじを投げること間違いなしのそんな異常気象。
しかも肝心の隕石が超巨大。
テレビでいきなり「48時間で地球は滅亡します」と報道される。
しかも皮肉な事に政府が選んだ人物及び家族だけがシェルターに避難できるという。
建築士のジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)は運よく政府に選ばれ、妻であるアリソン(「デッドプール」のモリーナ・バッカリン)と息子ネイサン(ロジャー・デイル・フロイド)と非難できる事になった。
急いで荷作りをしたギャリティ一家だが、替えの下着は持ってきたけど、うっかり糖尿病が持病のネイサン用のインスリンを忘れてきてしまった。
慌てているうちにネイサンの持病を理由に土壇場で避難の受け入れを拒否される。
おまけに現場の混乱(輸送機が爆発)で家族と離れ離れになってしまう。
48時間後に地球が滅亡という事で外は悲鳴と暴力に溢れている。
混乱した世界でギャリティは決意する。
「家族と合流する。意地でシェルターを探す。生き残る」と。
これまでにも「アルマゲドン」「2012」「デイ・アフター・トゥモロー」など地球滅亡系の作品は多数作られてきたが容赦の無さはダントツだ。
なんせ48時間後にアメリカに限らず全世界が滅亡するというのだ。実際劇中で東京は滅亡している。
外では「逆襲のシャア」のアムロ・レイでも「もう知らんわ」とニューガンダムでさっさとラーカイラムに帰宅を決意するレベルで隕石が降っている。
同じ状況になったらどうするだろう。俺は多分家に籠ってめそめそしているだろう。
ジェラルド・バトラーの置かれた状況は悲惨だ。
地球は滅亡確定、避難できるはずができなくなる、家族とも離れた。息子用のインスリンも忘れた。
諦めても仕方ないほど問題は山積みだ。
しかしジェラルド・バトラーは違う。
「地球が滅亡するから何もしないは言い訳」と言わんばかりに一つ一つ解決に向けて爆走する。
コーヒーの一杯もタバコの一本も摂らない。
自身と家族の生存に向けてひたすら走り続ける。ついでに暴徒を撃退もするし嫁の父親にも挨拶をきちんとする。
ジェラルド・バトラーの全力っぷりにお義父さんも安心の図
補足すると本作のジェラルド・バトラーは王でもシークレットサービスでもない。
チート要素は一切ないごく普通の会社員だ。
それでも1日1日を大切に一生懸命生きている。
ネタバレになるが、結果としてネイサン一家は生き残ることに成功する。
隕石のどしゃぶりにも暴徒にも
そしてくじけそうになる自身にも打ち勝ち
明日を手にする。
俺の推測だが、ジェラルド・バトラーは本作を通じてコロナで元気のなくなった人々にエールを送ってくれたのではないだろうか?
「いろいろあるやろけど頑張ろう」と。
幸いに今のところ現実で地球が滅亡する予定はない。
だからといってダラダラしている場合じゃない。
仕事や学校が忙しいを言い訳にしてはいけない。
仮に地球が滅亡するとしてもそれを言い訳にしてはいけない。
残念ながら俺のジェラルド・バトラーレベルはまだまだ低いが、「せめて仕事だけで終わらず1日のうちに何らかのプラスになることはしよう」と思うようになった。
ソファーの上でスマホをいじらず、映画を見るとか、これまで聴いたことのない音楽を聴くとかギターを弾くとか、歯をみがくとか・・・。
少しづつで良い。
俺の中のバトラーを、みんなの中のバトラーを育てようではないか。
最後にこの記事を読んでくれたみなさんへ。
こんなためにならない記事を読んでダラダラするな!!ちゃんと生きろ!!