ハードロック、ヘビーメタル界注目の新人
「Monstar Of Fire」
最近はいよいよライブに向けて動き出しているという噂。
メンバー加入希望の者が現れたらしく、彼曰く「相性も抜群」との事だが、楽器経験なし、何より年齢が10歳ということですぐに活動というわけには行かないらしい。
しかしバンドは勢いに乗っている状態。
11月に入り新曲「(Don’t Wanna Sleep RockN’Roll」が発表された。
これは彼がかつて所属していたバンド「Monstar」の曲のリメイクだ。
「21歳の時、俺は強力なRockアンセムを作りたかった。
ある日、突然メロディ、ギターリフ、そして歌詞が空から降りてきたんだ。
あれはきっとRockの偉人達からの贈り物だったんだ。」
バカの寝言…いや、自信に満ちた発言の通り、実際KISSやPretty Boy Floydといった70年代80年代のアメリカンハードロックを彷彿とさせる軽快なパーティチューンだ。
「戦争や虐待、不景気…世の中は憎しみや悲しみで溢れている。
インターネットを見ても誰もがお互いを傷つけあっている。
俺にできることはRockすること、歌うことなんだ。
一晩中ワイルドにRockしようぜ」
さらに彼はこう続けた。
「この前ブルーノ・マーズのライブに行ったら満員だしキレイな女の子が多かった。
あいつは年齢も一緒だし身長も一緒なんだ。
なのに俺はというと家のインコにもバカにされている。俺が演奏したとたんカゴの中に入りやがった。
俺とブルーノ・マーズで何んでこんなに差がついてん!
Don’t Wanna Sleep RockN’Rollは作って16年経っても誰も歌っちゃいないし、Monstarの連中も「こんなんKISSのパクリやん」と言っていた。
クソが‼︎俺より幸せなやつ全員くたばれ」
「チキンジョージでライブをしたい」
「Burrn!でインタビューを受けたい」
「ラジオによばれたい。特にKISS FM」
と夢ばかり語る彼だが、自分のことが全く見えておらず世間をひがんでばかりのその歪んだ性格を直さない限り無理だろう…
と言ってやりたかったが、言ったら言ったでめんどくさいので放っておいた。
文、インタビュー 伊東誠則