だけど気になる、昨日よりもずっと!甘くて苦いマーベル版ママレードボーイ!パニッシャー・シーズン2

だけど気になる 
昨日よりもずっと
 途切れた夢

 2人の続きが知りたい  

 

 

 
 
 
 
この歌詞はママレードボーイのOP曲「笑顔に会いたい」の一節である。
甘くて苦い二人の関係を歌い、最終的にはあいつの笑顔に会いたい」となる名曲。
俺もたまによく歌います
家で。
一人で。
そんで、この歌詞を忠実に映像化した作品を俺は見たのだった。最近!
それがコレ!
 
 
 
 
 
パニッシャー・シーズン2である。
お前ジョン・バーンサルじゃねえかという声が聞こえそうだが無視して話を続けましょう。
パニッシャーシーズン1から…えーと何年だっけか?
それはそれとしてドラマが製作されると発表された時、正直、連ドラ見るほど俺の尻の皮は厚くねえよという気持ちが若干があったが、パニッシャーなら仕方ねえ!付き合おうじゃないの!!と友達の結婚式に出席する気持ちになったのだった。
だが、いざ蓋を開ければ血まみれ傷だらけになりながらマウントパンチ目潰し、顔面鏡すりおろし等々、オツリが出るほどの復讐を実行、地上波では確実にアウトな模写をパニッシャーは俺たちに叩き付けた。
同じディズニー資本のMCUとされながらサノスもドン引きの復讐を13話に渡りNETFLIXにて連ドラという狂った形で配信。
そのうちミッキーマウスもマウントパンチするんじゃなかろうか…と俺を戦慄させたのだった。
 
 
 
そんな訳で余りに気合の入ったシリーズ(主に暴力模写)だったのもありこりゃ続編は作られないんじゃなかろうか…」という心配を勝手に抱いていたのだが、果たしてソレは杞憂に終わった。
返す刀で、まさかのシーズン2が決定。
今までの映像作品でパニッシャーは単発で終わっていたのを考える快挙である。
全世界のパニッシャーファンは劇中のバーンサルのようにヴォアアアアア!」と叫んだのだった。
 
 
 
気になるあらすじ。
前シーズンにて家族の仇であり親友でもあったビリーの人格も顔面も破壊し、スッキリしたパニッシャーことフランク。
やること(主に殺す)がなくなった彼は全米を旅する根無し草になっていた。
そんなパニやんであったが、ある日、偶然立ち寄った飲み屋で知り合ったシングルマザーと良い感じになり、遂に安住の地を見つけた・・・ように思えた。
しかしパニッシャーとしての運命は彼に平穏を与えるのを許さなかった。
 
 
 
例の飲み屋で良い感じで飲んでいた所、不良少女が何者かに狙われているのを目撃してしまったのだ。
見なかったことにできない性分のパ二やんは何者かは分からんが悪党だろう!多分!アバウトに直感
女子便所に乱入し喧嘩殺法で始末するのだが、あれよあれよと刺客が襲撃!
「あれ…多くない?」と思う暇もなく大乱闘居酒屋パニッシャーな事態に雪崩れ込む。
結果、迫りくる刺客を殺害、死体の山を築き上げるのだった。
助けたガキは全然素直じゃないのに加え、パ二やんの暴れっぷりにドン引き。
おかげさまで狙われる理由を一向に話してくれない。
だが、普通ではないヤバい事態に、この娘っ子が巻き込まれているらしいのは確かだ。
 
こうして「困っているガキは例え生意気でも見捨てない」というパニッシャー七つの誓いに従い、押しかけ用心棒として少女を同伴した逃避行を始めるパ二やん。
対する少女を狙う謎の組織側も、聖書の一説を唱えながら首を絞めるチョークスリーパー牧師を解き放つ。
一方間の悪いことに時を同じくして、完全に記憶がバラバラになったビリーakaジグソウが暴力メンヘとして意識を取り戻し病院から脱走するのだった。
 
果たして少女を狙うチョークスリーパー牧師の目的は?
ゴリゴリの暴力メンヘラに進化した怨敵ビリーの行方は?

なりゆきで再び血と暴力と銃弾が飛び交う修羅場に舞い戻るパ二やん。

こうして殺られる前に殺るシーズン2が幕を開けるのであった。

 
 
アイアンマンなら10分、ソーなら5分、キャプテンアメリカなら15分で終わる仕事をズタボロになりなが13話かけてこなすパニッシャー。
やはり生身一つで悪に挑む後者のほうが応援したくなるじゃないの!と本シリーズを見ると言いたくなる。
 
不良少女へのパニやん式教育指導
一人対複数の深夜サバゲー
カーペンターの要塞警察ばりの籠城戦
道の真ん中にパニッシャー
凹んでも割とすぐに殺る気を取り戻すパ二やん
謝罪を聞かずに即射殺

突撃!パ二やん流・隣の晩ごはん!

などなどドラマならではのパニやんの見所の多いシーズン2。
 
前回の標的は国家機関というのもあり、パ二やんのヤケクソ殺戮ぶりに目を見張ったが、今回は手心を加えたり、謝れば許す(場合によっては)など人によってはパ二やん丸くなったなあ!おい‼︎と言いたくなるかもしれん。
むしろ前シリーズがやり過ぎだった気がしないでもないが、そんな食い足りなさを補うのが他のキャラの濃さである。

チョークスリーパー牧師から始まり、もう殺したくて殺したくて病んでいるメンヘラしか出てこないといっても過言ではない。

メンヘラ祭りでワッショイ!と言いたくなるだろう。
 
 
 
ますます最初の『笑顔に会いたい』要素が何処にあんだよ、と言われるかもしれんが、パ二やんとビリーの関係性に注目して頂ければ、みなさんも頷いていただけると思う。 
手心を加えビリーを生き地獄に叩き込んだものの、やはり殺すしかあるまいとなるパ二やん(だけど気になる、昨日よりもずっと)
そんな軍隊時代のパ二やんと同じ飯の釜を食った友情をボンヤリ覚えているものの、自分の仕打ちは全く覚えていないビリー(途切れた夢)
どうだろうか?

思わず二人の続きが知りたい、となるでしょう!ねえ!

ビリー的には笑顔に会いたいではあるが、パ二やんは銃弾をブチ込みたい辺りが特に甘くて苦いですね。
というわけで、ママレードボーイを思い出した俺の気持ちを理解して頂けただろうか?
まあ暴力模写は 蒙古タンメン中本ばりの辛さですが。
Netflixにて配信中の本作、ママレードを舐めつつ蒙古タンメンを食えるほど暇な人にはオススメですよ。