先日007の記事を書いた時にいつもと違うタイプの方々からの反応があった。
いわゆるチョイ悪親父や大人女子に憧れるタイプの皆さんだ。
やっぱりこの手の人には007はウケるんだな。ただババァが007の感想と見せかけて最大限かわいこぶった自撮りを投稿しているのを見つけた時はくたばればいいと思った。
007とばぁちゃんの肉うどん 「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」 – Be Power Hard Boiled Z (bphbxxx.com)
「ロボコップ2」を劇場で観た5歳の時から今日に至るまで映画を観てはひたすら影響を受けたり憧れたりしている人生だが、中年に差し掛かった現在の自分がどんな男になりたいか考えた。
ロッキー?トニー・スターク?ジェームズ・ボンド?
もちろん憧れてるいが、自分の中でかなり上位に食い込んだのが
「イコライザー」のデンゼル・ワシントンだった。
あらすじ
ホームセンターで働くロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は気さくな性格から職場でも人望の厚い男。
夜中にいきつけのダイナーで亡き妻が読んでいた本を読むのが日課。
同じダイナーの常連客である売春婦(クロエ・グレース・モレッツ)が雇い主のロシアンマフィアに病院送りにされてしまう。
ロシアンマフィアの元に9,800ドルを持参して「この金で彼女に仕事を辞めさせてやって欲しい」と頼み込むマッコール
「風俗嬢にガチで恋した痛いおっさんか?」とあざ笑うマフィアだったが、マッコールは決して痛いおっさんではなかった。
元国防情報局の特殊工作員というすごいおっさんだった。
その場にいたマフィアを相手に部屋にあった灰皿やナイフを使って19秒で全員殺すマッコール。
その後、ロシアンマフィアに命を付け狙われるマッコールだが返り討ちにしてマフィアの組織ごと壊滅に追い込む。
退院したアリーナ(マッコールの正体は知らない)がまっとうな生活を得れるように優しく送り出すマッコールだった。
2014年に公開され今日まで続く「ナメてた相手が、実は殺人マシンでしたムービーbyギンティ小林さん」ブームの走りになった本作。
公開して7年も経つが定期的に見返すほどデンゼル・ワシントンがカッコいいので改めて「イコライザー」のどこに憧れるか紹介したい。
①自分のすごさをひけらかさない。
前述の通り屈強なマフィアを全滅させた後、口から血を吐いているボスに対しては
「おまえは30秒後に肉体の機能が停止し窒息死する。」
と淡々と余命宣告する「マジですごい人」マッコールだが、あくまで表の顔は愛想の良いホームセンターの社員。
経歴も海兵隊~国防情報局の特殊工作員とすごいのだが、まったく表に出さない。
今のSNSで自慢が蔓延する世の中。
目に見えない相手に向かって自分の職業やら年収、乗ってる車や腕時計の数。
あげくの果てにその日食べた肉や観た映画の数などなんのアピールにもならない事にまで自分をデカくみせようとする奴ばかり。
自分をでかく見せようとしたら小さく見える事を知ってほしい。
②懐の深すぎる優しさ。
職業や性別、年齢で見下すやつは世の中に多数いるがマッコールは違う。
同僚の警備員を目指す若者やおばちゃん、売春婦と誰にでも親切だ。
ただし悪いやつに対しては、わざわざ飯を食ってる店に乱入して堂々と殺害宣告。
あまりの強さに恐怖で「おまえは一体何者だ!!」と叫ぶ元KGBのマフィアに対して電動くぎ打ち機で散々痛めつけてから殺す行き過ぎたジャスティスをスパークさせる。
③自分だけの行きつけの店がある
読書をするための行きつけのダイナーがあるマッコール。
24時間営業のダイナー、ラテで動物の絵を描いてくれるようなところではなく、おっさんが一人で経営している薄汚い店だ。
そこで必ず窓際に座り、家から持ってきた紅茶のティーパックにお湯を注いでもらう。
心休まる自分だけの場所とマイルールはハードボイルドな男の必須項目。
ちなみに俺の家の近所に非常に良い喫茶店があるのだが、人気店で朝から客が多いので
あまり使えていない。残念。
④若い女性との正しい距離感
「話しやすい」「おじさんが好き」と若い女の子からの社交辞令を真に受けてガンガンに絡む野郎はいつの時代もいるが、マッコールは相手がクロエ・グレース・モレッツでもワンチャンを狙わない。
必要以上に相手に踏み込まず、時として悩み相談に乗る抜群の安心感。
ここについてはジェームズ・ボンドも見習って欲しい。
⑤ホームセンターを極めろ。
最近テレビをつければコストコ特集ばかりだが、男ならホームセンターを極めろ。
同僚のおばちゃんの大切な指輪を奪った強盗には人目がつかないところ取り返す。
(劇中直接の描写がないがお店にあったハンマーを使ったみたいだった。血を拭いてから棚に戻していた)
アサルトライフルやナイトビジョンでフル装備のロシアンマフィアに対してDIY用品を活用し息の根を止める。
ホームセンターで売っている道具に日曜大工以上の役割を見出した時、男の価値は決まる!!
と以前から提唱していたが先日「死霊軍団 怒りのDIY」で清野菜名ちゃんがゾンビをイコライジングしていた。
ホームセンターを極めることは男も女も関係なくカッコいい
⑥大爆発に振り返らない。
後ろで大爆発が起こっても決して振り返らない。
確実にすごい音や熱風などびびって思わず振り返りたくなったり走って逃げてしまうだろう。
インスタやフェイスブックにアップしたい画像は海外の絶景ではなく大爆発だ。
最高の画は恐怖を乗り越えた時に取れる。
そういう事だ!!わかるだろ?
仲良しの売春婦や職場の仲間のためにロシアンマフィアを壊滅させる親切な暴力に溢れた「イコライザー」
俺の後ろで観ていた推定年齢70歳以上のおじいちゃん三人組が鑑賞後、少年のようにはしゃいでいたのが忘れられない。
7年前のことなのでもしかしたらあの三人組の一人くらいはもう死んでいるかもしれないが、きっとイコライザーに憧れ続けた幸せな晩年を過ごしたはずだ。
続編に絶対出ないデンゼル・ワシントンだったが掟破りの続編も主演。
This Is 男の夢「イコライザー2」 – Be Power Hard Boiled Z (bphbxxx.com)
「イコライザー2」では若い女の子をレイプしたエリート会社員達をクレジットカードだけで二度と出社できなくしたり、非行に走りつつある近所の少年を銃で脅して進路指導するなど相変わらず社会をイコライジングしていた。
「男女間の友情」を成立させていたスーザンが殺された怒りから、自分と同じく表向きは普通の生活をしていた悪いイコライザー達を殺す事を宣言しておきながら、そいつの家族にあえて親しげに話しかける猟奇的なジャスティスも炸裂していた。
いくら相手が悪人でも全身の腱を切りさいた時に一瞬でも相手の子供の顔を思い浮かばカなったのだろうか。
台風の中サバゲーは死ぬまでに開催したい。
最近イコライザーのデンゼル・ワシントンに憧れてニューバランスのスニーカーを履いている。
この年になってはじめてニューバランスに手を出したがめちゃくちゃ履き心地が良い。どこでも売っているアジア製も他メーカーに比べたらかなり良いけど、ヤバいのはUSA製。値段は倍になるけど、常に足をマッサージされているような感覚で疲れにくいので体力のない俺はめちゃくちゃ助かっている。
仕事でも「ビジネスカジュアル」と称してニューバランスのスニーカーで通勤しているが、結果、俺の職場内でのニューバランスのブランドイメージが「めっちゃダサい靴」に変わった。
イコライザーの道は険しい。
俺が履いてるものはこの990のv2(黒)。今まで履いた靴でダントツで気持ちいい。
劇中でデンゼル・ワシントンが履いている靴は1540というウォーキングシューズ。
これも履いてる。気に入って灰色と白を2足買いした。
オメガやロレックスはきつくてもこれはいける!!